第24話チーム医療
江戸川区のグループホームサルビアに移ってからは、国府台病院のほかに、サルビアの管理者のタダさん、B型作業所アクアの管理者サイトウさん、相談支援員さん、訪問看護の看護師さん、地活まで。ハルコやタカヒロといった家族親族と連携を取ってもらった。
最終的な判断は主治医がくだすのであるが、基本的に主治医というのは月に1度5分診察である。ふだんの症状や暮らしぶりは医療連携した各スタッフが見て、それを報告書として主治医に電子カルテであげるのである。
こういった、「チーム医療」の概念に対する豪志の理解は、群馬県伊勢崎市の原病院に入院していた頃に培われたものであった。極論を言えば医師は現場など見ていない。チームスタッフからの報告書だけを頼りに医療を進める。
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