第14話ナカちゃん
B型作業所にナカちゃんが遊びに来た。ナカちゃんは障害者だが作業所には通わず、政治家の仕事を手伝ったり、生活保護で生計を立てている。
携帯代は月3~4万円だという。奥さんがいて、奥さんの携帯代を払うことを条件に結婚してもらったらしい。
「今度、本八幡に泉健太が来るよ。塩見とかと」
「ああ、立憲民主の。岡田克也も来ますよね?」
ナカちゃんは首を振る。ロボコップ。岡田克也は利権もお金も発生しないためナカちゃん的にはうま味がないらしい。
「本八幡はけっこう政治家から重要視されていますよね。生前の安倍晋三さんも前回の衆議院選のとき来ていた」
「へー。見たかったなー」
18歳の美少女のハルカちゃんが身を乗り出す。ハルカちゃんは両親に捨てられ、高校中退で住み込みでB型作業所で働いている、薄幸の美少女なのだが。本人に「薄幸」だという自覚があまりない。
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