　夏休みもいつも通り遊び倒してたわけだが、小学生になって初めてのものがある。

　そう、宿題だ。宿題といえば、計算ドリルや漢字ドリルが思い浮かぶと思う。一年の一学期はひらがなしかやってないので漢字ドリルはなかったと思うが計算ドリルはあっただろう。なにせ算数は苦手なのであまりちゃんと覚えてない。

　この頃の授業はこくご、さんすう、おんがく、ずがこうさく、たいいく、せいかつぐらいだった気がする。国語はひらがな・カタカナ。算数は足し引きとその文章題。音楽は鍵盤ハーモニカ。図画工作はたしか油粘土を一部使った作品だったかな。底に重りとして油粘土を入れた花瓶みたいなやつ。あとは日記。朝顔の成長観察とか単に日記を書くとか。このあたりが宿題になってた。完全に一学期の総復習。

　食べるのも宿題をするのも何をするのも遅かった俺は宿題を後にやるタイプだった。だって遊ぶ時間減るだけだもん。