第22話

 倒したゴブリンの群れからゴブリンが持っていた錆びた武器とゴブリンの魔石を魔法で収納するとユキと共にまた索敵魔法で見つけたモンスターの群れに向かいながら途中にいるモンスターを倒していく


 途中で昼食を食べる為に結界魔法で結界を作り昼休みを取ったが日が傾き始める頃にはかなりのモンスターを討伐できた


 「もう帰ろうか、ユキ」


 『分かったです』


 町に帰りながらモンスターと戦っているとゴブリンの群れを見つけた


 (今回も魔法なしでゴブリンたちと戦うぞユキ)


 『やってやるです!!』


 「いくぞ!」


 全身に纏っていた闘気の密度を上げてゴブリンに向かっていく。ゴブリンは向かってくる俺に気づき騒ぎ出すとこちらに木の棒や錆びた武器を持って襲ってくる


 俺とゴブリンたちが戦闘になる直前にゴブリンの側面に移動したユキがゴブリンたちに突撃していく


 『この程度で私は止まらないです!!』


 額のツノでゴブリンを攻撃しながらユキはゴブリンたちを通り抜けていく。ユキの突撃で慌てているゴブリンたちに攻撃を仕掛けていった


 混乱しているゴブリンに剣を振るい切り裂いて倒していく。俺からの攻撃を受けてゴブリンたちの中の一部は冷静になったのか攻撃をする為に向かってくる


 意識がユキから俺に向くとユキはまた奇襲を仕掛ける為に移動するとまたゴブリンに向かい突撃していく


 『次は仕留めるです!!』


 突撃したユキはゴブリンにツノを刺して攻撃していく。ユキのツノはゴブリンの背中に刺さると硬化した闘気を伸ばして貫通させてゴブリンを倒していく


 ゴブリンの数がどんどんと減っていき最後のゴブリンを木の幹を蹴って上から攻撃してユキが倒し戦闘が終わった


 「倒し終わったな。ユキ、ゴブリンから武器や魔石を回収するから手伝ってくれ」


 『分かったです』


 ユキに手伝って貰いユキにはゴブリンの武器を回収して貰う間に魔法を使ってゴブリンの魔石を回収していく


 魔石の回収が終わってユキのほうを見ると魔力で作った腕を使い武器を回収していた


 「だいぶその魔法を使える様になったな、ユキ」


 『上手くなったです?』


 「上手くなってるよ。後は収納して町に早く帰るぞ」


 回収した錆びた武器と魔石を収納魔法で収納すると町まで纏う闘気を増やして移動していく


 多くの闘気を纏った事でモンスターから襲われる事なく途中のモンスターを無視して街道が見える草原まで着くとそこからは纏った闘気を隠しながら町の門までユキと歩いて向かう


 町に着くと冒険者ギルドにユキを召喚したまま向かう。冒険者ギルドまでの途中でユキを見てくる者たちがいたが何もなく冒険者ギルドの中に入ると解体場に向かった


 解体場に入るとかなり広く生き物を解体時に出る臭いがしているかと思ったがあまり酷い臭いはしていない。ギルド職員のいる受け付けカウンターに向かう


 「解体でしょうかそれとも素材の買い取りでしょうか」


 「素材の買い取りをお願いします」


 「分かりました。それで買い取りをする素材はどこに?」


 「カウンターに置いていいのですか?」


 「はい、構いませんよ」


 ギルド職員の女性の指示通りに今回解体したモンスターの素材の内モンスターの肉の美味しかった部位のみ収納魔法の中に残すとそれ以外の素材や魔石をカウンターに置いていく


 モンスターの素材をカウンターに置いていくと途中でギルド職員の女性に止められてしまった


 そのあとカウンターに出した素材を別の職員が持っていきカウンターが空くとまた素材を置いていき素材を出し終わると番号の書かれた木札を受け取り番号が来るまでの間待つ事になった


 木札の番号が呼ばれて素材を買い取って貰った代金を受け取ると冒険者ギルドを出て宿屋に向かう


 宿屋に入る前にユキを戻してから宿屋に泊まった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る