27作目:努力した結果、個性を失う。

 いつも隣に座ってくる女子とデート。誘いは彼女からだ。好意を抱いてくれているらしい。装いに無頓着だった俺は、友人にあしらってもらった。当たり障り無い時間を過ごす。それ以来、彼女に距離を置かれた。数年後、その子に偶然会った俺は何が悪かったのか聞いた。「そのままのあなたが好きだったの」

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