25作目:「了承済み」

 初のお泊り。

「最近ウワサの吸血鬼が、私だったら?」

 こんなに可愛い吸血鬼になら食われても良い、と軽口を返す。「ふふ」

 唇を重ねる。

「はやくしたい」

 腕を掴まれ部屋へ。

 ついに俺も卒業か。


 と、部屋には食卓が。

 真っ白なお皿、ナイフとフォーク。


「それじゃあ、遠慮なく」


 ぱたりと背後で扉が閉まる。

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