第2話

朝の貴重なコーヒータイムを逃し、明日香は病院内の自販機で缶コーヒーを買った。待合室の椅子に座り、やっと一口飲んだ。あー疲れた、、まだ勤務も始まってもいないのに、一仕事した様な倦怠感が襲ってきた。「おはよう」同僚の祐里に声をかけられ、一気に現実に戻された。「大丈夫?」「なんとかね」親友の祐里には明日香の能力?について話してあるのでいつも気遣ってもらえる。お互いに愚痴を言いあえる唯一の同僚なのだ。

着替えを済ませ、ナースステーションへ行く。いつもの勤務が始まる。明日香は10年目の中堅看護師である。

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