㊶ 句読点は三点リーダー?

 

 どうも、カップ麺は1分待ち派ことムタムッタです。

 今回は雑談回です。

 


 これまで自主企画の中で多くの作品を読む機会がありました。現在進行中でも楽しませてもらっています。

 『ダッシュと罫線』、『字下げ』、『ルビ振り』などについて記述しましたが、今回は『句読点と三点リーダー』についてを記載します。



 結論から言うと、『句読点を三点リーダーの代わりにはしない方が良い』、ですね。




 そもそも句読点とは何か?

 『文章を区切る 句点と 読点の総称』。



 さっきから自然と利用していますが、文章を読みやすくするための記号みたいなものですね。


 対して三点リーダー(……これ)とは

『文章を省略したり、余韻を持たせたり沈黙を表現する』記号です。



 使用方法が全く異なります。これはあくまでも『普通の使い方』。



 しかしカクヨムで色々な作品を読ませてもらっているとこの句読点を三点リーダーの代わりに用いる方法をしている作品を度々見かけます。ただ事前に断りを入れるとWEB小説に細かなルールはありませんから、気にする必要はありません。


 

 個人的には、『普通の使い方』の方が洗練された印象を持ちます。



 ならどう違って見えるのか?


 例文として拙作『ミミックボランティア』のchapter3・プロローグを出します(宣伝です)。ついでにダッシュも誤用します(厳密に言うと罫線も誤用です。正しくは――これです)。




〇通常Ver(原文ママ)


「やだねぇ………思い込みだけでそんなもん振り回すなんて。本当に土地神の偉い人なの?」

「黙れ──朝緋を殺した妖魔が………何年間本物のお前を追い続けたと思っている!」




〇誤用Ver


「やだねぇ、、、思い込みだけでそんなもん振り回すなんて。本当に土地神の偉い人なの?」

「黙れーー朝緋を殺した妖魔が。。。何年間本物のお前を追い続けたと思っている!」



 ちょっとわざとらしく句読点を分けて使用しました。

 ルビや字下げと同じで、これだけです。

 そう、これだけ。



 雰囲気の問題なので気にしない読者にとっては些末な事ですし、後から修正すればいいのでなんの問題もありません。



 ただ個人的には作品へ没頭できるよう、工夫してくれている方が好きですね。


 単なる好みのお話です。


 整形したからと言ってPVが爆増するわけでもないですし、そのままだと作品フォローが外れるわけでもありません。



 だからもしこの話を読んでも気にしなくて大丈夫。

 だって必要なら修正すれば良いのですから。



 句読点を三点リーダーに使用しても読まれているなら、それは作品を好きになってもらえているということ。作品の中身以外で執拗に指摘するのは野暮ってもの。私も読んでいる時、ふと気になるだけです。



 一番大事なのは作品そのもの。それを第一にしましょう。

 

 

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