⑰ 企画メリットは『企画主≠参加者』


 ※ 今回は企画主のメリットを批判する内容も含んでいるので「純粋に参加者に喜んでもらいたいからやってる!」「自分のためではない」という考えの方は読まないことをお勧めします。


 


 考えがうまくまとまっていないため、雑な記述になっていることをあらかじめご了承ください。








 ⑮、⑯のお話から、ふたつの側面からメリットがあることを述べました。


 ここからが注意!

 表題の通り、両者の利益が同じというわけではありません。


 なぜか?


 それは一対一ではなく一対多数、つまり

 『企画主 ⇔ 参加者・読者層読み専

 という構図になることが多いと思ったからです。

 私がそうというわけではないですけどね。



 できれば『企画主・参加者 ⇔ 読者層読み専』になるととても綺麗な構図ですが、そうはいかないのが現実。




 ここからは現時点での主観です。


 企画主か参加者は置いておいて、完全な宣伝目的の企画ならともかく、「とりあえずこの企画にするか」と参加した方なら、読んでもらった場合に足跡の残ったユーザーのページへ行くことはないでしょうか? そして試しにそのユーザーの作品を読むことはないでしょうか?



 「どんな作品かな?」「ちょっと見てみようか」なんて、考えはそれぞれ。

 とりあえず『読んでもらえた』。



 この時点で読まれた参加者にとってはメリットのひとつ、① PVは発生しますが、星やハートがつくわけではない、微小な利益(それでも読んでもらえたら私は嬉しいですが)。そこから読者として掴めればより多くのメリットがもらえる。


 もっと細かく言及するなら星が新たについた場合『注目の作品』に載る可能性があるのでそれがより大きな利益ですかね。色々条件があるので絶対ではないですが。

  


 これが一種の「導線」。

 「自分以外はどんな作品書いてるのかな?」「ちょっと覗いてみるか」など理由はともかく、ハートなどの足跡は自分のページまでのフックになり得ます。



 ここで気を付けてもらいたいのは、あくまで「読みました」と履歴が残るだけです。私の企画では『読者』という視点から評価が入っただけなので無理に行く必要はないですし、義務でもありません。


 むしろ義理なら行くな、と言いたい。



 何度も言いますが、私の企画は『読んでもらう確率を上げる』ことが目的の一つ。綺麗事かもしれませんがそれは本心です。


 

 この『読んでもらう』を、企画の中だけで終わらせるか企画の外までの解釈とするかで意味は変わります。

 企画外から来たユーザーであれば、純粋な利益を一個手に入れたので儲け物です。素直に喜びたい。



 現状は知名度が低いと思うので、企画外から呼び込むならもっとSNSなどを利用して知ってもらう必要がありますね。



 ◇ ◇ ◇



 勘の良い方は気づいたかもしれませんが、企画主が参加者の作品を読む場合、加えてなんらかの足跡を残す場合、各ユーザーから導線を作れてしまいます。企画主の方が「導線」を多く作りやすいのです。一番上に名前がありますしね。


 私ならどんな作品が来ているか大抵読むので、他人に履歴が残りやすいのでそれだけで「導線」となりえる。

 


 

 参加者自身もこの「導線」が作れますが、上述した『完全な宣伝目的』、つまりとりあえず置いただけならこれは発生しない。


 企画主も動かなければ同じような発生しませんが、これがアクティブな企画主なら?



 現段階で、

「参加者⇔参加者」の動きは少なくて、

「企画主⇔参加者(ほぼ全員と読み専)」との構図で動くことが多い印象です。



 これは私以外の企画でも見られますね。


 

 要するに、企画主は「企画内で知られる機会が多く、作品の入り口まで来てもらう機会が多い」と言いますか。


 

 あまり論じたくはありませんが『読み返し』に近いような状況ですね。今のでもし気分を害された方がいればブラウザバックをおすすめします。



 言い方を変えれば企画主が積極的に参加作品を読むほど利益が集約される、と考えています。参加者の一人が同じ動きをすれば似たメリットを生み出せるかもしれませんが、参加者側の方が行うでしょうか? 

 それなら利点に気づいて企画を立てている気がしますね。




 うーん、せこい。

 私は企画を開いた結果を見て最初そう思いました(※あくまで私の感想です)。




 「『読み合いではありません』って書いてるけど一緒じゃん!」と言われれば否定しますが構図は似ている。企画主がいて参加者がいれば思惑は人それぞれなので似た事象が発生することはありますね。



 しかし私の企画の場合は反応が必ず返ってくるわけではありません。

 あったりまえの話。


 

 実際最後まで読んで評価を入れたり、読んだ時点までの評価を入れることは多いですが、その作者から反応が返ってこないこともありました。というよりそれが普通です。『メリット』どうのこうの考えて読む方が不純かと。私は読んだ、参加者は読まれた……それだけのお話。



 作品は楽しむものであって打算で読むものではありません。

 何度もしつこく書きますが、『読まれる確率を上げる』なら、毎日更新した方が人の目には触れやすいです。



 『作者(企画主) ⇔ 読者(参加者)』だけだとメリットは少ないというだけです。



 実際読まれるまでの状況に持っていっても、内容が合わなければそこで終わりですし、手に取ってもらえたらあとは実力勝負!


 そういう意味では、「読んでもらう確率を上げた」と言えるのでしょう。





 まとめ


 ①企画内のメリットは『企画主≠参加者』、『企画主>参加者』


 ②理想の構図は『企画主・参加者⇔読者層読み専

  実際は『企画主 ⇔ 参加者(と読み専)』が多い。


 ③企画主あるいは参加者が動かない限りはこのメリットは発生しない。


 ④読んだ足跡をつけるのは一つの導線になるので自分のページまで引き寄せられれば、あとは自力勝負。




 「導線」を作ったあとは、最後に作品を読み進めてもらえるかは本人の腕次第。自分の作品を信じて楽しみながらがんばりましょう。


 

 今回はお目汚し失礼致しました。

 

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