ポチの43話 いよいよ結婚式が始まるよ
そして、いよいよルーナちゃんのお母さんと香辛料屋さんのおちゃんの結婚式当日です。
ポチは、孤児院のメンバーと教会の飾り付けをしていくんだ。
白いお花をいっぱいに使っていて、教会の中はとっても綺麗なんだよ。
「おはようございます」
「おお、りっちゃんおはよう!」
りっちゃんが馬車に乗ってやってきたんだ。
髪の色の綺麗な青いドレスを着ているんだよ。
更にはもう小さくなって着れなくなった服も持ってきてくれたの。
男の子も女の子も、りっちゃんが持ってきてくれた服に着替えたよ。
「ミッケちゃん可愛いね」
「リルムちゃんも可愛いよ」
「ポチちゃんも可愛い」
皆、とっても可愛くなっているんだよ。
ポチもふりふりのドレスに着替えたんだよ。
これでポチもお嬢様になっちゃったんだ。
皆で教会に移動すると、司祭のお爺さんもシスターさんも綺麗に着飾っていたの。
今日は皆綺麗に着飾っているんだね。
「ポチちゃんも来たか。綺麗な服だな」
「おっちゃんもかっこいいね!」
「はは、流石に今日の為に張り切ったぞ」
香辛料屋さんのおっちゃんも、カッコいいスーツを着ていたんだよ。
今日の結婚式の為に張り切ってスーツを作っていたんだ。
香辛料屋さんのおっちゃんとお話している間に、続々と来賓が教会に来たんだよ。
商店街の人とか商工ギルドの会長とか、沢山の冒険者が来たんだよ。
皆、お顔がニコニコだ!
因みにルーナちゃんのお母さんはウェディングドレスに着替えていて、りっちゃんのお家の侍従のお姉さんが着付けを手伝ってくれているんだって。
ルーナちゃんのお母さんは美人さんだから、絶対にウェディングドレスが似合うんだよ。
「静粛に、間もなく新婦が入場します」
おっと、シスターさんのアナウンスがあったよ。
間もなく結婚式が始まりそうだ。
皆も一斉に入り口のドアの所に視線を向けたんだ。
「では、お待たせしました。新婦とルーナちゃんの入場です」
「「「おお! 綺麗だ!」」」
かちゃっとドアが開いて、ルーナちゃんとルーナちゃんのお母さんが姿を現したよ。
ルーナちゃんもルーナちゃんのお母さんも、白いウェディングドレスを着てとっても綺麗なの。
教会の中は、沢山の拍手で包まれているよ。
勿論、ポチも一生懸命に拍手をしているよ。
「おとうさん、おかあさんをよろしくね」
「ああ、大切にするよ」
ルーナちゃんがおっちゃんにお母さんを託して、ポチのところにやってきたの。
「ルーナちゃん、お疲れ様!」
「うん、でも、つかれたよ」
ルーナちゃんも大役を務めてホッとしているよ。
ポチもルーナちゃんの頭を撫でてあげたんだよ。
そして、いよいよルーナちゃんのお母さんと香辛料屋さんのおっちゃんの結婚式が始まるよ。
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