第22話-無くなり幽霊のように

人生は一回きり。


食べ物みたいに、無くなっていってしまう寿命。

そんな限られた時間の中で生きている自分たち。


もう一回はなくて、

あっても別の人生。


できることなら何回でも繰り返したいかもしれないけれど、

それができない生物は理不尽かもしれない。


だけど、その理不尽を生き抜くために私たちがいる。


楽しいこと、時には悔しいことや悲しいこともあると思う。


それでも、思い出や頼れる人を頼って人生を乗り越えていく。

それが人の一生だと思う。


余すことなく自分の楽しいや嬉しいを味わってみよう。


残りかすがないように。



詩の旅人-無くなり幽霊のように

語り手:東御 元

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