第14話木と木
世界中で木々が繋がり出した。
それはまるで人間を囲むように、繋がっていく。
ある人は繋がった木を切ろうと斧で切り付けた。
すると斧が木にのみ込まれ、切りつけた人も木の中に吸い込まれた。
人々は木を恐れ近づかなくなった。
木はどんどん世界を呑み込み、やがて大きな黒い木になった。
その木からは、人や動物の絶叫が聞こえる。
血や骨、皮が溢れだす。
それは新しい世界の創世だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます