次章

「フン…お前だけだかんな陰キャ眼鏡…!」


「え」


勉強途中で、ガタイのいいイケメンに声をかけられた。


顔を上げると、学年一の男前の藤島くんだった。


「えーと、なにが?」


「なにが?じゃねぇだろ。

あのなぁー、お前だけだから。このクラスで

彼女いないの。てか、学年で彼女いないやつはよぉ」


「勉強ばっかしてっからだよ。

そんなに勉強してどーすんだよバーカ」

「おまえがいるせいで、俺は学年二位なわけよ。邪魔なんだよ、陰キャ眼鏡くんよォ!」


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