第10話

(ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ)

吐息が荒い。

気がつくと、ルイヤは見知らぬ街にいた。

灯りに誘われるままに、キャバレー風の

店に入る。

「いらっしゃいませ〜っ」

ズラッと並んだ黒装束のオトコたちに

盛大な歓迎を受けたルイヤ。

「だれ、アンタたち?」

ルイヤがそうたずねると、

ひとりのひときわイケメンのオトコが

口を開いた。

「わたしたちはルイヤさまの守護霊で

ございます」

「イーッ!!!」





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