第4話 ストーリーファイト

 退屈な日々は変わらない、この喧嘩を暮らしにしていた。

 一撃に耐える、一撃を入れる、この繰り返し。

 身長は170cm、体重は60kg。

 生物兵器技術に強化した肉体。

 シンタロウ

 「殴る、確かに、だが効かんな」

 一撃を入れる、この繰り返し。

 若者

 「なんだてめえ?」

 シンタロウ

 「喧嘩屋だ」

 この街に暮らす喧嘩屋。

 この喧嘩屋の依頼をこなす日々。

 依頼人

 「喧嘩屋の名無し、大会に優勝してほしい」

 シンタロウ

 「大会って、ストーリーファイトって奴が、だがいいんかい、悪いが揉めると思うぜ」

 依頼人

 「構わん」

 シンタロウ

 「へいへい」

 このストリートファイトに参加、この大会の初戦。

 対戦相手

 「喧嘩屋の名無し、聞いたことはある」

 シンタロウ

 「あんたまともな仕事しろよ」

 この開始と一撃を受けた、一撃を返した。

 大会に一撃を受けた、一撃を返した。

 この繰り返し。

 この一撃に耐える対戦相手。

 シンタロウ

 「すげえな、俺の一撃に耐えやがった、あんた人間じゃないな、強化人間か、薬物強化兵か、人間以外がいるんだな」

 対戦相手

 「成る程、君は人間じゃないのか」

 シンタロウ

 「喧嘩屋の名無しだ、名前がない、名無しだ、よろしくな人外」

 この殴り返す、シンタロウは耐える。

 シンタロウ

 「すげえな、いい音だ」

 返す一撃、対戦相手は浮く、着地とシンタロウを眺める。

 対戦相手

 「私が浮くのだな、久方ぶりだ」

 この返す一撃、耐えるシンタロウ。

 返す一撃、対戦相手は耐える。

 この音は重低音。

 シンタロウ

 「面白れぇ、全力逝くぜ」

 全力の一撃、対戦相手は空中に浮かび、地面に倒れた。

 シンタロウ

 「あんたすげえよ、本物の神だ、すげえ、本物の戦神だ、すげえよ」

 片手が体を立たせる、震え、立っているのも限界、この殴り返す一撃に対戦相手は倒れた。

 喧嘩屋の名無しの一撃に耐える証、人外決定戦並み。

 一撃を与え、一撃を受ける、喧嘩屋の名無しの戦い方、だが音は重低音を越える音量。

 この一撃を避けると速い一撃の追撃、この速度は上昇、この一撃は避ける全力、この高速の打撃戦に避ける全力。

 シンタロウ

 「あんたすげえよ、この速度を避けるのか、いるだな、神って奴が」

 上がる速度、この限界値の一撃が入る。

 立ったまま失神した。

 パワー、スピード、ディフェンスが最高値に属したシンタロウ。

 この決勝戦、この一撃に耐えるシンタロウ、この後方にジャンプ、着地と全力疾走。

 足元にスライディング、対戦相手の背後を取り抱き締める。

 このパワーに絞め技。

 最後に後方に投げた。

 シンタロウ

 「人間にしちゃあ上出来だ、兄ちゃん、あんた強いよ、だが人並みって奴を大事にしな、幸せな証だ、幸あれ」

 喧嘩屋の名無し、パワー、スピード、ディフェンスは最高値、テクニックはやや低い値。

 優勝、シンタロウは神と呼んだ二人に挨拶、二人を称えた。

 シンタロウ

 「すげえなマジで神だ」

 紳士

 「君は凄い肉体改造だな」

 老拳士

 「肉体改造の生き物か、信じがたい」

 シンタロウ

 「肉体改造の形、すげえな、耐えた、地球上の神だ、生物兵器の一撃に耐えるなんてな」

 種族は生物兵器、様々な人外決定戦もあり得る生物兵器。

 紳士

 「吸血鬼の王の私が、真坂に倒れるとは」

 老拳士

 「科学技術の結集とはな」

 シンタロウ

 「むしろ、耐えるだな、生物兵器の一撃に、人の型で、耐えるだな、じいさん、スピードの領域は凄かった、どんな速さも避けられるんだな、人間を辞めてよかった」

 人外決定戦の生物兵器枠の喧嘩屋の名無し、この帰りと喧嘩屋の日常生活。

 犯罪者に対した肩を叩く生物兵器、話し合い、盗品を返す、犯人達は帰る。

 被害者に渡す、話し合い、帰る。

 生物工学の結集体、バットが折れても通じない、ナイフが刺さらない、様々な武器が効かない。

 依頼人

 「またコンビニ弁当か」

 シンタロウ

 「ああ、どうしても」

 依頼人

 「依頼だ、喧嘩屋の仕事らしく、大会に優勝してほしい」

 この依頼を引き受けた形、この大会に出る。

 担当者

 「3オン3です」

 この吸血鬼の王、老拳士を呼び、大会に出場。

 この大会に出る様々、この準決勝。

 薬物強化兵

 「生物兵器に、吸血鬼、酒飲みじいさん」

 シンタロウ

 「薬物強化兵の群れか、人間以外の決定戦は受けて立つぜ」

 この3オン3戦、この一戦単位の交代制。

 戦いの繰り返し。

 決勝戦、この人外の3オン3。

 改造人間

 「生物兵器、酒飲みじいさん、吸血鬼」

 シンタロウ

 「改造人間、サイボーグ、若い女は魔女じゃないか」

 吸血鬼の王

 「これはシャルア殿」

 シャルア

 「殿方の集まりに」

 老拳士

 「どうしてそうなるのかの」

 サイボーグ

 「しゃらくせえ、まとめてぶっ殺す」

 シンタロウ

 「サイボーグ、貴様の性能では勝てん、改造人間、貴様の性能では勝てん」

 老拳士

 「サイボーグは名無し、魔女は吸血鬼、ワシは改造人間じゃあ」

 この攻防戦、サイボーグとシンタロウ。

 一撃に耐えるシンタロウ、この一撃が入るサイボーグは浮く、着地、一撃を入れる、返す一撃が入るサイボーグが空中に浮かび、着地と片膝をつく。

 シンタロウ

 「性能では勝てん、もう立てまい」

 倒れたサイボーグ。

 他の攻防戦、この魔女と吸血鬼、攻防戦は人外決定戦。

 この大会に優勝したシンタロウ、吸血鬼の王、老拳士。

 

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