第8話 休息
村が滅んだのは魔獣に喰われたからだ、と言っていた。魔獣なんて今まで負けた事が無いのにどうして、、、分からない事は考えても仕方ないか。そう言えば僕が起きたのは珍しく朝だった。と言う事は魔獣に襲われたのは夜か。夜に動く魔獣なんてそんなに居るものなのか?分からないが、つまり僕が寝てから起きるまで、だいたい月が昇ってから降りるまでの時間か。
そう言えば何で勇者は村に来たんだろうか。
そこが判れば良いんだけどな。まあ、宿に着いたからもう休むか。歩くのも疲れたしな。
「この宿に食事付きで泊まりたいんだが、いくらだ?」
「4000ギルです」
「そうか。ならこれで」
「ありがとうございます。これが部屋の鍵です。ゆっくりお休みください」
この宿は丁寧だな、良いところこれた。だが、今はゆっくり休みたい
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