第2話 フローレス家
とある国のとある場所に私、アステール=フローレスが住む屋敷があった。かつてそこには私の一族フローレス家があった。でもそれはもう数十年も昔の事。今住んでるのはこの私、アステール=フローレスと執事のリートだけになった。いつもより少し早い朝。リートはドアを3回ノックしたあとドアを開け「おはようございますお嬢様。お目覚めのお時間で……おやもう起きていらっしゃいましたか」と告げた。私は軽く伸びをして「おはようリート。今日もいい天気みたいね。」と返事をしてベッドから降りた。
「そういえばお嬢様。いつものあのお方からお呼び出しが。」
「また?ここ最近多いんじゃない?あの人も暇人なのかしら?」
「彼も手が回らないようで……ここ最近神父の数も増えましたし」
「そういえばそうね……今日の夕方に行くと伝えて。夜は狩りの時間だから。」
「かしこまりました我が主アステール様。」リートが跪きそう述べたあと私は小さくため息を吐きそっと天井を見上げ「お父様お母様……一族の皆様……この私が必ず神父を……教会を滅ぼすとこの血に誓いましょう……」と呟いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます