「朗読」#言葉の添え木より


 抑揚のない声に耳を傾ける

 眠くなるだけだが

 とりあえず聞いている体をつくる

 激昂した声も泣き声も

 ずっと眠くて仕方がなかった

 どうしても心が動かない

 心がないかと思ったが

 苦しい悲しい嬉しい面白い は

 感じるので生きているのだと思う

 でも私の人生は朗読するには向いてない

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