閑話 運営者達 その5
ここは神と呼ばれる存在が住む世界
神と呼ばれる者達は創る事に興味はあれど、その後の事に興味を持つ者は数少ない
そんな神達の中で、自らが創った世界に積極的に干渉し
美味しい料理やお菓子を沢山食べる事に情熱を燃やしつつ
神としての仕事は、、、
ほどほどに
なんとなく
気まぐれに、、、頑張る
お茶目な2神のおはなし。
「ドーナツ、ドーナツ、ドーナッツ~♪
ナッツが無くてもドーナッツ~♪
ナッツを乗せてもドーナッツ~♪」
「ちーちゃん!」
「えらい恐い顔して、ふーちゃんどないしたん?」
「どないしたん?じゃないわよ!私の世界に勝手に姿を現したら皆混乱するじゃない!」
「えぇー?!ウチも地球のやけど神には違いないんやし大丈夫やって、それにウチとふーちゃんが姿現したら慰霊祭も特別感出て、来年から世界中でやってくれるかもしれんやん」
「それはそうかもしれないど、、、ちーちゃんは単純にお供え物が食べたかっただけよね?
特に今も手に持ってるドーナツを!」
「そら新しいお菓子やし食べたいやん、ふーちゃんもカスタードクリームのたい焼き美味しそうに食べてたんやから、そない怒らんでええやん(泣)
それに、いちごパフェを対価にもう1回姿見せて欲しいって、あの魂の人にお願いされた時もふーちゃん喜んどったやん」
「そりゃあ私だって神だもの、神を信じ、祈り、お供え物をくれるなら、些細なお願いくらいは叶えてあげないと申し訳ないじゃない」
「そうそう♪ウチらは気持ちを貰わんと存在意義が無くなるんやから、その気持ちをこれからも貰えるように、新しい景品考えようや」
「結局ちーちゃんが美味しい物を食べたいだけに聞こえるけど」
「まあまあウチの事はええやん、景品はあの魂の人も喜ぶんやし。次は何がええかなぁ、夏終わってしもたけどソフトクリーム作るやつもええなぁ」
「ソフトクリーム?クリームはだいたいソフトだと思うんだけど」
「ウチもなんでその名前なんかは知らんし、溶けてしまうからお供えされた事も無くて、どんな味か分からんけど
夏になったら食べる冷たい食べ物やと思うんよ」
「冷たい食べ物ねぇ、氷で冷やすだけじゃ駄目なの?今までもプリンとかゼリーは氷で冷やしてたじゃない」
「う~ん、今まで作ってへんいう事は作り方知らんか、氷だけじゃ作られへん理由があると思うねん」
「よく分からないけど専用の機械があるなら景品にしても良いかもね」
「でもあの魂の人、ダンジョン行かへんから景品渡すタイミングが無いんよね。直接贈るんはあかんの?」
「それは駄目よ、以前にも言ったと思うけど私達が直接贈ると、それはお供え物を強制する事になっちゃうもの
あの魂には自らの意思で頑張ってもらわないと」
「なんや難しいなぁ、、、せや!そしたら神獣に景品持たせて食べ物と交換して来て貰うんはどやろ?
おまけで製薬スキルも付けといたらええと思うんよ。回復魔法で病気も治せるけど、魔法で解決するとトラブルに巻き込まれるって悩んどったみたいやし」
「それ良いわね♪ あの魂にトラブルを持ち込むような輩は、私が苦しまずに灰にしてあげるけどね」
「アハハハ(汗)」
ふぃ~
相変わらずあの魂の人っていうか、美味しい食べ物が関わるとふーちゃんは何するか分からんからな
勢い余って陸地が吹き飛んだら食べ物どころじゃなくなるんやけど(汗)
とりあえずそうならんように、あの魂の人の近くにいてるあの子には更に守りを固めてもろて
こっちの子には景品と製薬スキルを持たせて、偶然を装って接触して貰えばええやろ
あっちにいてる子には、いつでもトラブル処理に動けるように待機しててもろてと
これでよし!
新しいお菓子も楽しみやけど、秋から冬の料理も美味しそうなんいっぱいあるから楽しみやなぁ♪
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