第2話 10/6

 さて、今週はボカロ界の一大イベントたる『プロセカ2周年』があった。ボカロという面では、やはりニーナ氏の『Journey』が挙げられるだろう。さらに『弱虫モンブラン』に音MAD効果でブーストがかかり、今週はニーナ氏が新曲、旧曲共に強さを示した週となった。


 今年のニーナ氏はさらに『妄想感傷代償連盟』でも、この曲のプロセカ入り以降安定した伸びを継続させている。対するピノキオピー氏は『アルティメットセンパイ』を音MADで流行させた。このように旧曲も戦力に加えられるのが、彼ら古参Pの強みである。かいりきベア氏も『ダーリンダンス』がプロセカ入りしたうえ、Ado氏のカバーが伸びたこともあって、本家の伸びが安定した。そしてこれが、経験の少ないKanaria氏の悩みとなっている。


 だが、今週最も特筆すべきは、YOASOBIの本格的な復調にあろう。新曲『祝福』は破格の高初動を記録している。さらにAyase氏はプロセカ2周年に合わせて『シネマ』をセルフカバーするなど、個人としての活動をも本格化させている。解釈の限りでは『シネマ』は引退曲なのだが、それも最近は怪しくなってきたとみてよいだろう。

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