4ターン目:「森林」降・追
【おサブGM】
4ターン目
フォーリナー陣営とチェイサー(野良)が遭遇しました。
チェイサーは移動フェイズ後に消滅するので、交戦フェイズは発生しません。
【チェイサー】
■チェイサー消滅RP■
【チェイサー】
森林地帯のとある場所。樹々の暗がりに獣は身を隠していた。
【チェイサー】
先ほどの戦いのダメージは微々たるものだ。
そもそも不死の存在である"ティンダロスの猟犬"が力尽きることなどありえない。
【チェイサー】
しかし、この時間軸に留まることは限界を迎えつつあった。
【チェイサー】
もともとサーヴァント契約に無理やり当てはめることでこの場にいる権利を獲得していたのだ。令呪もマスターも無く、襲撃すべき対象もいない今となっては抑止力によって元の場所…らせん状の塔が乱立した都市に戻されるだろう。
【チェイサー】
そんな時。消え失せつつある視界の隅に、ある女性の姿を捕らえた。
いや、女性の皮をかぶった"何か"だ。
【チェイサー】
あらゆる時間軸を移動できるティンダロスの猟犬にはこの惑星の正確な時間は認識できない。
だが、時間移動を繰り返す中ですれ違った存在を記憶していることはある。
【チェイサー】
全く異なる時間軸で…アレの元からいくつもの"神格"がこの天体に訪れていたはずだ。
【チェイサー】
まさか、天に祀られる存在が矮小な人間に力を貸しているのか。
サーヴァントクラスに堕とされているようだが、星の輝きに匹敵する神性はまるで衰えていない。
【チェイサー】
獣は瞼のない目を瞬かせると、口元をゆがめて笑った。
【チェイサー】
『獲物は定めた。いつの日か、この戦いの行方を見届けてやろう。冥府の番人。
■■■…。いや、この惑星での呼び名は■■■■だったか…。』
【チェイサー】
獣はそう言い残すと煙のように消え失せた。
【チェイサー】
〆
【フォーリナー】
臭いがする。本来ならば知る由も無い悪臭だがフォーリナーは“それ”が“それ”たらしめるが故にこの臭いの正体を知っている。
【フォーリナー】
『犬…か…』
【[森林] 神代 真昼(フォーリナー陣営)】
「犬ぅ?そりゃ森だから犬ぐらいいてもおかしくはないが…」
【フォーリナー】
『お前はかなり阿呆なのだな。』
【フォーリナー】
『まぁ、鋭角など存在するはずがない“私”にとってはどうでもいいことなのだと思っていたが…』
【フォーリナー】
“自分”とは異なる世界の話だと思っていたがいざ知覚してみると少し哀愁のようなものを感じてしまうのはなぜなのだろうか。
【フォーリナー】
『この体に慣れ始めたということかもしれんな…
【神代 真昼(フォーリナー陣営)】
「なんかあったのか?」
【フォーリナー】
『お前には関係ないことだ、気にするな。』
【フォーリナー】
『先を急ごう、まだ道のりは遠い。』
【神代 真昼(フォーリナー陣営)】
「お、おう」
【神代 真昼(フォーリナー陣営)】
〆
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