第15話 わぁ………濃いなぁ

「でかすぎ………綺麗…」


俺が感激してるのはスタジオがある建物

恐らくだけど45階建てかな………でかぁ……

ほんとにこういうところはあんまり来ないからビビってしまう


「どうぞ来てくださいました。

今日はよろしくお願いいたします。

担当させていただくのは私、広報部の

飯田徹(イイダトオル)です。確認させていただき

ますね。そちらの女の子…?「男です」失礼

しました。男の娘がVTuberの勇魔澪さんの魂さんで間違えないですか?」


なんか意味が違うような………


「間違いありません。私がマネージャーを務めさせていただいているこの男の娘が古宮皐です今日はよろしくお願いいたします。」


取り敢えずなんて言ったらいいのか分からないから、"よろしくお願いいたします"だけ言っておこう…というかやっぱり男の子の意味が違うよね…


「今日はよろしくお願いいたします」


「はい。よろしくお願いいたします。

そして確認ありがとうございます。

ではこちらへ。」


そう言われて案内されたのは地上6階の

楽屋 ここで着替えたりメイクをするそうだ。


「今日着ていただくのはこちらの…全18種類ですね」


18は多いかな……って思うけど…ねぇ…

なんで?なんで女の子の服が9枚もあるの…?


「ねぇ三峠さん どうして女の子の服も

混じってるんだろ」


「本当だね。皐くん。聞いてみるね。

すみません。どうして女の子用の服が…?」


「えっ?本当ですね。ちょっとだけでいいので待っててください。」


それから数分


「すみません。戻りました」


「あ お疲れ様です。一体どこへ?」


「今回の服を選んだスタッフのところに

行かせていただいておりました。

実は選ぶスタッフは2人いるのですが…片方のスタッフが写真を見て皐さんのことを女の子と勘違いしたらしく…」


「なるほど………どうしましょうか」


「このまま着ていただきます」


マジかよ………うっそだろ……


「え?本気ですか?」


「本気です…申し訳ないですがこの18枚しかないので……」


仕方がない………覚悟決めなきゃ


「……………分かりました。最初は男物女物どっちですか?」


「えっと最初は一番右のワンピースですね。」


ッスゥーー


「わか……りました」


ワンピースを取って今着ている服を脱いで

着衣する。三峠さんに聞いてみよ


「三峠さん できたんだけどどうかな」


「はいはーい……ッグホァッ」


なんで倒れた!?


「どうしていきなり倒れたんですか!?」


「尊くて…」


「は……はぁ……そうですか……」


そんな三峠さんの解答を聞いて固まる体

数分固まってやっと動き出して立てた所で

メイクさんが来た。


立っていない時に来ていたら滅茶苦茶勘違い

されただろうな~と思いながらメイクさんに

肌を弄られ髪型弄られ完成した…長かったと

思いながら大きく出る考え それは……


………完全に女の子だね


そう考えながらスタジオに入っていく

そして目の前に現れたのは


「あら~ん!!いい背の女の子じゃな~い!

男の娘だと聞いてたけどもうこれは女の子

じゃないのよ!素敵だわ!!」


ちょっとキャラが濃さそうなというか既に濃い

男の人だった うん…濃いなぁ~既に


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