ミモザ

悲しくってしょうがない

寂しくって仕方がない

一人ぼっちの夜は

君のいない夜は


ピアノを弾いてもしょうがない

唄を作っても仕方がない

ここには僕しかいないから

君のいない夜だから


星空が綺麗でも

夜景が美しくても

口にした

ミモザがたとえ甘くても


一人ぼっちの夜は

グラスを当てる相手もいなくって

思いついた甘い言葉

囁くこともできず


君のいない夜は

君がいない夜は


悲しくってしょうがない

寂しくって仕方がない

気の抜けた

ミモザはたとえまだ甘くても





――――――

ミモザはこの世でもっとも美味しくて贅沢なオレンジジュースと言われるシャンパンベースのカクテルです。鮮やかな黄色のミモザの花に似ているところから、この名前で呼ばれるようになりましたが、もともとは上流社会でシャンパン・ロ・ランジュと呼ばれて愛飲されていました。イギリスではバックス・フィズの別名もあるとのことです。

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