詩集 心箱

希望の力

こんな仕事でも

誰かのためになっている

何のためか分からないような

仕事でも

きっと役にたっている

電気やガスとか水道みたいに

ライフラインを提供したり

ネットワークとかニュースとか

いろんな情報を提供したり

何か美味しいものを食べさせたり

いい音楽を奏でるわけでもなく

何か感動を与えるような話や

目を奪うような美しいものを

見せられるわけでもない

ましてや

お医者さんや

消防士のように

大切な命を救ったり

守ったりできるわけでもない

でも誰かがやらなければ

この仕事を

上手くまわっていかないんだ

この社会が

誰かがそれを

必要としているから

その仕事はずっと

残ってきたはずだから

だから無駄な仕事なんて

世の中に

どこにもないんだ

きっとね

地味で目立たなくても

やっぱり必要なんだよ

だから自分の仕事を

誇りに思います

だからあなたの仕事を

リスペクトします

頑張った汗も

悔しかった涙も

皆んな流してる

きっと誰かが

それを見ている

今日も一日

お疲れさま

明日も一緒に

また頑張りましょう

希望を力に

明日をもっと

素敵な世界にするために

きっと誰もが

それを夢見てる