FileNo.10020 --サウスエルムの惨劇--

サウスエルム市への移動完了

周辺状況確認・・・・・・

建物の状態:廃墟、銃創及び爆撃痕あり、周囲で戦闘行為が行われた可能性あり

民間人:0

死体:0

道路の整備状況:良好


都市中心部へ移動開始・・・・・・

城壁を発見

距離:3km

城壁上部に守衛を確認

数:5

城壁門前に守衛を確認

数:2

守衛分析

タイプ:ヒューマン、エルフ、ドワーフの混成

性別:男女混成

武装:剣、銃、弓、槍、杖、鎧、ローブ等の混成


城門へ接近・・・・・・

城門へ向かう馬車及び民間人を確認

数:2


人物定義 商人A(

 職業:商人

 性別:男

 年齢:30代

 種族:ヒューマン


人物定義 商人B(

 職業:商人

 性別:男

 年齢:30代

 種族:ヒューマン


相手もこちらを認識

音声を感知

言語解析・・・・・・

使用言語:セントラル語

音声確認

商人A「おい!あれって機人じゃないのか?」

商人B「本当だ!なんでこんなところに!」

商人A「ヤバイ!逃げるぞ!」

商人B「急げ!殺される!」

馬車加速

時速40kmで城門へ移動

城壁から警鐘を確認

城門閉鎖

守衛増加

状態:戦闘態勢

こちらを敵と認識していると推測


守衛部隊戦力分析

数:50

推定戦力:1万

自戦力:100万


現在の最優先タスクは情報収集、対話を実行

敵対意志が無いことを音声にて通達


城門手前300mまで移動・・・・・・


◆小音量の会話を確認

人物定義 戦士A(

 職業:戦士

 役割:タンク

 性別:男

 年齢:40代

 種族:ドワーフ

戦士A「商人の言ってた事は本当だったか」


人物定義 銃士A(

 職業:銃士

 役割:アタック

 性別:男

 年齢:20代

 種族:ヒューマン

銃士A「機人は見つけ次第殺すのが決まりなんだよな?」


人物定義 神官A(

 職業:神官

 役割:サポート

 性別:男

 年齢:60代

 種族:ヒューマン

神官A「その通りです。10年前、全ての機人が狂い突如人間の虐殺を始めた時に決まったことです。メシアス教の教えは正しいと証明されたのです。汝、偶像を作ること無かれ、偶像を作った結果、人類は滅びかけた」

◆小音量の会話終了


発声「ワタシワ コウショウヲ モトメル」


◆小音量の会話を確認

戦士A「まて、相手は交渉をしようとしている。対話で時間を稼げないか?」

神官A「何のために?」

戦士A「知っているだろう?あいつらの強さを」

神官A「確かに知っています。ですが、その強さは機獣が居ればの話です。機人単体なら、我々でも勝てるのです。現に、私は今まで何体もこの手で仕留めている」


戦士A「フリザのじいさんよー、仕留めたって言っても、それは非戦闘用の機人や強くても街の警備兵クラスだろ?アレは多分軍用だ。俺らの手に余るかもしれねぇ。

 さっき冒険者ギルドに支援要請を出したら、Sランク冒険者レギオン『竜殺し』が来てくれることになった。彼らと共に戦った方が確実にアレを仕留められるし、こっちの犠牲も少なくてすむ」


神官A「死ぬのが怖いと?」

戦士A「馬鹿にするな!死ぬのが怖いんじゃねぇ!あいつを倒せないのが怖いんだ!」


神官A「ならば、先制攻撃を行うべきでしょう!力あるものは弱きものを守る義務がある。私は信仰心によって力を得ました。だから、この力でこの街の人たちを守る!悪しき偶像、機人をこの手で葬る事こそ誉!邪魔をしたければどうぞ、あなたもろもと機人を滅します!」


戦士A「分かった、そこまで言うのなら邪魔はしない。だが、あんたが死んだら、俺は機人と交渉して援軍が来るまでの時間を稼ぐ。だから、先制攻撃をしたければ1人でしてくれ」

神官A「ふん!いいだろう!見ているがいい!私が機人を滅ぼす様を!」

◆小音量の会話終了


魔力の集中を感知

敵対行動を検知

敵性勢力と断定、戦闘開始


神官Aの戦力分析

両手:スタッフ『裁き』

防具:ローブ『風』 

その他装備:メシアス教の首飾り

単体戦力:150

付与魔法効果:対物理障壁、対魔法障壁、回避力向上、物理防御上昇、魔法防御上昇

魔法効果を加味した戦力:300

戦力比較:1,000,000 対 300

勝利率100%


神官A「滅びよ!悪しき偶像!ライトニング・エクスプロージョン!」

光属性、低威力、効果範囲半径50mの球形の爆発が発生


魔術による防御障壁にて防御

魔術高速詠唱開始「

 クラス:ディフェンス

 メソッド:バリア

 アーギュメント:ダークネス、スフィア

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒、マナ残量:988

闇属性の防御障壁展開

レジスト成功


神官A「それ見ろ!あいつは何も出来ずに神の裁きを受けたのだ!」


反撃開始

魔術高速詠唱開始「

 クラス:サポート

 メソッド:インベントリアウトプット

 アーギュメント:SSR27

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒、マナ残量:987

メインウェポン:アンチマテリアルライフル『SSR27』に変更

射撃姿勢に移行

対物理障壁に対する対抗手段として強化魔術を使用

魔術高速詠唱開始「

 クラス:サポート

 メソッド:エンチャントウェポン

 アーギュメント:ぺネトレイション

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒、マナ残量:977

武器の貫通力上昇を確認

神官Aの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


戦士A「だから、待てって言ったのに……」

銃士A「おい、どうするんだ?」

戦士A「相手は交渉を望んでいるんだ。対話をしてみるさ、反対意見はあるか?無いなら交渉を開始する。反対は無いな、じゃあ始めるぞ」


戦士A「すまない。機人に対して排他的な態度をとっている者が攻撃を仕掛けたが、こちらの総意ではない。交渉に応じてくれるか?」


敵性勢力の欺瞞作戦の可能性あり、敗北の可能性なし、情報収集を優先、戦闘態勢は維持


発声「ワタシワ コウショウニ オウジル」


戦士A「応じてくれてありがとう。それで、君の目的はなんだ?俺らの殲滅じゃなさそうだが?」

発声「ワタシノ モクテキワ ゲンジョウハアク セカイガ ドウナッテイルノカ シリタイ」


◆小音量の音声を確認

戦士A「どうなっているか知りたいだと?そうか、ネットワークの設備を破壊したことは間違ってなかったんだな」

◆小音量の音声終了


発声「ワタシワ メインタスクノ シュトクニ シッパイシタ ダカラ ナニヲスルベキカ チョウサシテイル コノマチニ ネットワークセツビワ アルダロウカ」


戦士A「なるほど、君が置かれている状況は理解した。だが、ここに居る我々の権限では、君を街に入れることはできない。権限を持つものが来るまで待ってくれないか?」


欺瞞の可能性100%、戦力不明の未知の敵との戦闘確率100%、情報収集の結果、機人と人類は敵対関係にあると判断

よって、勝率を上げる為、未知の敵到着前に守衛の殲滅を開始


銃士Aの戦力分析

両手:アサルトライフル『AKG39』

防具:防弾チョッキ

その他装備:強化プラスチックヘルメット

単体戦力:120

付与魔法効果:対物理障壁、対魔法障壁、回避力向上、物理防御上昇、魔法防御上昇

魔法効果を加味した戦力:240

戦力比較:1,000,000 対 240

勝利率100%

銃士Aの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


戦士A「クソッ!ジュード!なんでっ!野郎ぶっ殺してやる!」


人物定義 弓士A(

 職業:弓士

 役割:アタック

 性別:男

 年齢:20代

 種族:エルフ

弓士A「ガルド!時間が稼げただけで上出来だ。もとより機人が俺たちを生かしておく訳ないんだ。迎え討つぞ!」

戦士A「分かった!あいつが近づいてきたら、この斧でドタマカチ割ってやる!」


守衛残数48、アンチマテリアルライフルの残弾8、戦力温存の為、他の手段での殲滅が必要

クリスタルブレード『月光』による接近格闘戦を実行

魔術高速詠唱開始「

 クラス:サポート

 メソッド:インベントリインプット

 アーギュメント:SSR27

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒、マナ残量:976

メインウェポン:クリスタルブレード『月光』に変更

クリスタルブレード『月光』抜刀


弓士A「来るぞ!弓隊!迎え撃て!」


人物定義 銃士B(

 職業:銃士

 役割:アタック

 性別:男

 年齢:30代

 種族:ヒューマン

銃士B「銃士隊!撃ちまくれ!」


人物定義 魔法A(

 職業:魔法使い

 役割:アタック

 性別:女

 年齢:20代

 種族:ヒューマン

魔法A「魔法隊!全力で攻撃よ!」


人物定義 精霊A(

 職業:精霊使い

 役割:アタック

 性別:女

 年齢:20代

 種族:エルフ

精霊A「精霊隊!攻撃タイミングを合わせて!」


人物定義 神官B(

 職業:神官

 役割:サポート

 性別:女

 年齢:20代

 種族:ヒューマン

神官B「援護隊!怪我人には即座に回復魔法!前衛には防御魔法の張り直しを忘れないで!」

戦士A「戦士隊後衛を守るぞ!抜刀!」


戦士Aの戦力分析

両手:グレートアックス

防具:フルプレートアーマ

その他装備:アミュレット『魔法障壁』

単体戦力:120

付与魔法効果:対物理障壁、対魔法障壁、回避力向上、物理防御上昇、魔法防御上昇

魔法効果を加味した戦力:240

戦力比較:1,000,000 対 240

勝利率100%


戦士Aへ接近

弓士A「風の精霊よ!我が弓に必中の加護を!」

銃士B「撃て!」

魔法A「ファイアランス!」

精霊A「風の精霊よ!我が敵を切り刻め!」


追尾の魔法が付与された矢を検知、クリスタルブレードによる破壊を実行

破壊成功

銃弾及び魔法の飽和攻撃を確認

回避ルート検索

回避ルート判明

回避実行

回避成功


弓士A「どうやって止めればいいんだ……」

銃士B「なんで銃弾をかわせるんだよ!」

魔法A「あれが……機人……」

精霊A「諦めないで!攻撃し続けるのよ!」

戦士A「奴が城壁に上ってきたら体を抑える!俺ごと奴を破壊してくれ!」

弓士A「ガルド!本気か?」

戦士A「本気だとも、10年前女房とガキを機人にやられてんだ!今更命なんか惜しくねぇ!」

弓士A「分かった。奴の動きが止まったら全力で攻撃する」


城門手前10メートルに到着

城壁の高さ3メートル

跳躍による登頂可能

跳躍実行


戦士Aの頭上に到達

戦士Aの頸部を狙い斬撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


アクシデント発生。死体が体を拘束、拘束解除実行

死体両腕の部位破壊成功


弓士A「今だ!やれ!」

弓及び銃弾及び魔法の飽和攻撃を確認

跳躍による回避を実行

銃弾及び魔法の回避成功

矢の追尾を確認

クリスタルブレードによる破壊を実行

破壊成功


空中にて移動を行うために速度を強化

魔術高速詠唱開始「

 クラス:サポート

 メソッド:エンチャントステータス

 アーギュメント:スピード

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒 マナ残量:966

空気を蹴って弓士Aに接近

弓士Aの頸部を狙い斬撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


人物定義 弓士B(

 職業:弓士

 役割:アタック

 性別:女

 年齢:20代

 種族:エルフ

弓士B「こんなの無理!私は死にたくない!逃げる!」

銃士B「おい!待て!逃げるな!時間を稼げば『竜殺し』が援軍に来る!」

弓士B「あんな化け物、倒せるわけない!私は逃げる!死にたい奴が残れば良い!」


守衛部隊の戦意喪失を確認

しかし、武装を解除せず移動しているため、降伏とは認められない、撤退と判断し追撃戦を実行


クリスタルブレード『月光』納刀

魔術高速詠唱開始「

 クラス:サポート

 メソッド:インベントリアウトプット

 アーギュメント:AKG41

 エグゼ

」詠唱時間100ミリ秒 マナ残量:965

メインウェポン:アサルトルライフル『AKG41』に変更

射撃モード:セミオート


弓士Bの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Aの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Bの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Cの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


魔法A「せめて逃げる味方の援護だけでも!ファイア……」

魔法Aの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


精霊A「やめろ!やめろ、もう、やめてくれ……」


守衛Dの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Eの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


精霊A「ちきしょう。これじゃあ10年前と同じじゃないか!火の精霊よ!我が敵を……」

精霊Aの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


銃士B「ああ、フェアリエ!うゎーー!」

銃士B発狂、銃を乱射、回避不要

銃士Bの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


守衛Fの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Uの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


マガジン残弾:0

マガジンの換装を実行


守衛Vの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Wの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認

守衛Xの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


神官B「お願い助けて……」

降伏の意志を確認、しかし、武装を解除していないため、欺瞞と判断

神官Bの頭部を狙い射撃実行、クリティカルヒット、対象の死亡を確認


守衛の全滅を確認


民間人の脱出を確認、戦時国際法により追撃は不可

民間人の脱出を黙認


戦力不明の敵に備え射撃態勢を維持

マガジン残弾:16

マガジンの換装を実行

マガジン残弾:30

アサルトライフルの残弾:106

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る