第105話 巫女・シセラ
【前書き】
68話にて軽く言及しているだけなので分かり辛いかもしれませんが、この星の1日の時間は30時間となっています。
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【本文】
10分もしない内に王都へと戻ってきたが、何やら王都全体の様子が騒がしいな。だが、不穏な空気では無い。どちらかと言うと、喜ばしい事態が起きているような雰囲気だ。何があったのだろうか。
城門にいる門番の女性に聞いてみる事にした。
「ただいま。何やら街の様子が騒がしいけど、何が起きているのかな?」
「えっと、ノアさん、でしたっけ?随分と早いお帰りですね。」
「足の速さには自信があるんだ。」
当然の話だが、あの連中を始末するために王都から外に出る際に此処にいる門番も私が四人の男を引きずっている事は確認している。事情もその時に説明しているし、走り去っていく様子も確認している。そのためか、私が短時間で帰ってきた事には驚きはしているが、納得もしているようだ。
彼女の感想には適当に相槌を打っておく。それよりも街の様子だ。
「それで、この街の騒ぎは何事なのかな?」
「あっはい、詳しい事は私にも分からないのですが、何でも神職の方々が冒険者ギルドへと集まっているようですね。街の人達の話し声からは天空神様がどうのこうのと聞こえてきました。」
なんてこった。まさかの事態だ。どうしてこうなった。
・・・・・・まさか、訓練場でルグナツァリオと一言会話をしただけで、
だとすると、今冒険者ギルドに戻った場合、十中八九教会関係者と遭遇する事になるだろうな。
彼等と鉢合わせても大丈夫だろうか?
一応、ルグナツァリオの提案通り、私に施されている寵愛の度合いを詐称してはいるが、大げさな反応をされるのは目に見えているんだよなぁ・・・。
教会側が此方の都合を優先してくれればいいのだが・・・。本を読んだ限りでは、心信深い者というのは暴走しがちな印象を受ける。
イスティエスタで出会った教会の神父は物腰柔らかな落ち着いた人物ではあったが、説法を説いている時の彼はかなり強い意思を持っていた。
強い意思は行動力の元になる。彼もきっかけ次第では暴走してもおかしくは無かっただろう。
話を戻す。私はどうするべきだろうか?いずれは王都の教会にも必ず訪れる事になるだろうから、早い内に接触しても構わないとは思っている。教会関係者が冒険者ギルドにいるといのであれば、マコトにも私がルグナツァリオの寵愛を受けている事を伝える事が出来るし、ちょうど良いのかもしれない。
私の懸念は教会の関係者達が私を変に担ぎ上げようとしないかどうか、だな。
人間達の神々に対する信仰心はとても強いようだし、神から寵愛を受けている者に対して不当な扱いはしないとは思う。
だが、本で読んだ事前知識が私を警戒させる。
教会と言う組織は一枚岩ではない様なのだ。純粋に神を信仰して善行を重ねる者もいれば、自分の都合の良いように教義を解釈して横暴な行為を行う者も中にはいる。
そう言った輩は、一応神を信仰しているため、直接神々が声を掛けてやれば改善はするだろう。
厄介なのは宗教を私腹を肥やすために利用する者達だな。
残念ながら、高位の神職につきながら欲に溺れて堕落してしまった人間も少なからずいるのだ。そういった者達は、大抵外面は良いので余計に質が悪い。
パッと思いつく私の選択肢は二つ。冒険者ギルドへ今から行くか、時間を置いてから行くか、そのどちらかだな。良く考えよう。
・・・うん、今から行くか。
仮に時間を置いて冒険者ギルドへ向かったとして、教会関係者が帰っている、とは限らないからな。どの道会う事になるのなら、早いところあっておこう。
もしも私を変に担ぎ上げようとする者が現れるようならば、その時は少々強硬手段も辞さないつもりでいよう。
何事も最優先すべきは私の意志であり、"楽園"だ。
冒険者ギルドに戻って来てみれば、入り口には人だかりが出来ている。集まってきている者達の外見は冒険者には見えない。おそらく一般市民だろう。
このままではギルドに入れそうにないんだが・・・。ちょっと近くの男性に事情を聴いてみよう。
「すまない、何故こんなにも人だかりが出来ているんだ?これではギルドに入れないんだが。」
「ん?ああ、お嬢さん、冒険者ギルドに用事があるのかい?今はちょっと入るのは難しいんじゃないかなぁ。巫女様が冒険者ギルドへ入って行ったのを、大勢の人達が目撃していたんだ。」
巫女、とな。つまりは巫覡か。まさか巫覡が直接ギルドにまで来るとはな。
いや、神の気配を感じ取る事の出来る職であるならば、巫覡が直接出向くのは当然の事なのか?
しかし、分からない事がある。素直に聞くとしよう。
「巫覡、巫女が冒険者ギルドへ入って行くのを見ると、何故皆が冒険者ギルドへ集まるのかな?」
「そりゃあ、巫女様を一目見たいと思っているからだよ。巫女様は行事でも無ければ滅多な事では街には出て来ない方だからね。それに、巫女様はとても神々しくて、美しくて、それでいて可愛らしいんだ。」
なるほど?ティゼミアに勤めている巫女は憧れの存在、という事で良いのかな?
だが、それが冒険者ギルドの入り口を塞いで良い理由にはならないだろう。ちょっと強硬手段を取らせてもらおうか。
「とりあえず、事情は分かった。私は冒険者ギルドに用があるから、これで失礼するよ。教えてくれてありがとう。」
「えっ?いや、お嬢さん?だから、この状態じゃあ中には・・・えっ!?お、お嬢さん!?ど、何処へ!?」
この魔術を人間達の前で使用するのはこれが初めてだな。私はと言うと、問題無く冒険者ギルドの中へと入れている。
何の事は無い。ウルミラが得意とする『
先程の男性から見れば突然消えた事になるので驚かせてしまう事になったのだが、幸いな事に私の事を認識していたのは彼だけだ。他の者達はそれだけギルドの入り口に集中していて、巫女が出て来るのを待っていたのだろう。
ちなみに、受付達からは普通にギルドに入ってきているように見せているため、驚かれてはいない。
さて、近くの受付嬢に話をしてマコトに会いに行くとしようか。と言っても、おそらく巫女と話をしている最中だとは思うが。
「一応、初めまして、になるのかな?帰って来たよ。ギルドマスターと面会したいのだけれど、今、大丈夫かな?」
「はっ、はいっ!お、お帰りなさいっ!あ、あの・・・彼等は、一体・・・。」
「ん?ここから10キロほど離れた所に捨ててきたよ。もう王都に何かをする事は出来ないさ。」
「は、はぁ・・・。あっ!?すみませんっ!ギルマスの都合でしたよね!?その、申し訳ないのですが、今、ギルマスは来客中でして・・・。」
ふむ、やはりか。予想通りだな。なら、彼等の会話が終わるまで読書をして待っているとしようか。
そろそろイスティエスタで複製した本が全て読み終わるところだったのだ。先に中央図書館へ訪れておいて正解だったな。
本を取り出して『収納』を発動させた時だった。
「えっ?ノ、ノアさんですか・・・?はい、今ロビーに戻ってきています・・・。えっ!?あのっ、今は巫女様が・・・えっ!?は、はい・・・わ、分かりました・・・。今からお連れします・・・。」
なんと。彼等の会話が終わるまで待っていようと思った矢先、部屋まで連れてきて欲しいとでも連絡が来たのだろう。離れた場所からでも巫覡が寵愛の気配を感じ取った、と言ったところかな?
「あの、ノアさん・・・ギルマスがお会いになるそうなので、今から部屋へとご案内させていただくのですが、大丈夫でしょうか?」
「勿論、案内をお願いするよ。」
案内されている間、受付嬢がチラチラと此方の様子を伺っているな。何か思うところがあるのだろうか。
「入り口に集まっていた人達にとって巫女と言うのは、とても人気のある人物のようだけれど、貴女もその一人なのかな?」
「ふぇっ!?はっ、はいっ!み、巫女様の事はとても尊敬していますっ!それで、その巫女様がノアさんと話をしたいそうなのです・・・。そ、その、ノアさん・・・失礼なのは承知なのですが、どうして・・・。」
受付嬢は怯えながらも私に聞きたい事を訊ねてくる。初対面がアレだったからな。怯えられるのは当然だ。下手をしたら"楽園"へ帰る時まで終始怯えられたままなのかもしれない。
まぁ、構わないさ。彼女とはそこまで親しい関係と言うわけでも無いからな。私と関わる事が苦痛であるのなら、関わろうとしなければいい。
私の担当は、受付の中でも肝の据わった人物に頼むとしよう。
とりあえず、質問に答えておくか。
「思い当たる点が無いわけでは無いけれど、私の中では確定していないからね。何とも言えないよ。巫女が私と話をしたいと言うのなら、直接理由を教えてくれるだろうから、後で教えようか?」
「は、はい・・・お、お願いします・・・。」
一応今の受け答えで納得してくれたようだ。マコトの魔力が大分近いな。そろそろ巫女と対面する事になるか。
受付嬢が一つの扉の前で立ち止まる。扉の両側には、白を基調として金色の縁取りをした衣装を着こなした、二人の男女が直立している。
どちらも相当に鍛えているようで、私の見立てでは二人とも、私を宿に案内してくれたマックスよりも強いんじゃないかと思われる。彼等は巫女の護衛だろうか?
受付嬢が扉の前でドアを叩き、要件を伝える。
「ギルドマスター、ノアさんをお連れしました。」
「おう。鍵は開いてるからよ。通してやってくれ。」
「はい。そ、それではノアさん、私はこれで・・・。」
そう言って、受付嬢は一礼をした後、ロビーへと戻って行った。
さて、マコトともう一人、特徴的な魔力を感じるが、この魔力の反応が巫女か。あまり強い魔力を感じないが、果たして、はてさて、どういった人物なのやら・・・。
護衛と思われる二人に反応は無い。いや、此方を見居ているので反応があるにはあるのだが、少なくとも向こうから私に声を掛ける気は無いようだ。
彼等の事は気にせず、部屋に入るとしよう。
「失礼するよ。それとただいま。マコト、アレは10キロほど王都から離れた場所に捨ててきたよ。」
「いや、往復で一時間以内に帰ってこれるとは言ってたがよお・・・30分も経ってねぇんだが・・・?」
「1時間近くかかっていたのは採取の時間があったからだね。捨てるものを捨てて帰ってくるだけなら時間は掛からないとも。」
一応、部外者がいる手前だから言葉は濁しておこう。マコトが話してしまっているかもしれないが。
さて、部屋に入って辺りを見渡せば、寛いだ体制を取って粗暴な振る舞いをしているマコトと、姿勢を正して此方を見ている、衣服も頭髪も見事なまでに真っ白な
彼女は両手で口を押さえて目を見開いている。非常に驚愕しているようだ。
・・・寵愛の詐称はちゃんと機能している筈だし、ルグナツァリオにこの程度の強さならば他にも寵愛を受けた者がいると確認も取った。
おかしい事は無いと思いたいが、如何せん寵愛を受ける事自体が非常に珍しいのだ。驚愕されたとしても納得は出来ない事は無い。
と思っていたらその場で両手両膝をついて深々と頭を下げられてしまった!この事態には流石にマコトも驚愕している!
待ってくれ!?何故そんな体制を取っているんだ!?それではまるでとても丁寧な礼拝を取るような状態じゃないか!?
これ、本当に詐称が機能しているんだろうな!?
「うっ・・・ぐすっ・・・よもや、この時代にこれほどまでに天空神様から御寵愛を授かった御方と邂逅する機会が訪れる何で・・・ぐずっ・・・感激でず・・・なんて・・・尊い・・・。」
巫女があまりにも感極まってしまっているのか泣き出してしまっている!
なぁ、彼女はこの時代に、と言っていたが、まさか詐称した強さの寵愛を受けた人物は、もれなく過去の人物とか言うんじゃないだろうな!?
「・・・マジかよ・・・ノア、アンタ天空神の寵愛持ちだったのか・・・。」
「その、天空神から寵愛を受けていると何かあったりするのかな・・・?」
「ずびっ・・・天空神様は生きとし生ける者、全てを見守る御方でず・・・。すんっ・・・そんな、天空神様の御寵愛を授かっているという事は・・・(もぞもぞ)貴女様が天空神様からその行動の正当性を認められている事に・・・ぢ~~んっ!他なりません。それは、貴女様が、とても、とても徳の高い御方である事の証明であるのです・・・。」
泣き止んだのは良いのだが、説明の最中に鼻水が垂れていたり、思いっきり鼻をかんだりと、この少女は外聞をあまり気にしないのだろうか・・・?
まぁ、私は気にしないから別に良いのだが、マコトはそういう事を・・・ああ、彼も気にしていないようだな。ならいいか。
「とりあえず、椅子に座ろうか。絨毯の上とは言え、あまり清潔ではないだろう?『
「ああ・・・なんて慈悲深き御方・・・私なんかにこうまで気を遣っていただけるだなんて・・・!感動でどうにかなってしまいそうです・・・!」
「・・・・・・マコト?」
「いや、俺に振らねえでくれよ。俺だって、この娘がこんな態度を取ったのを見たのは初めてなんだぜ?」
それはそうか。私が反応に困るからと言って、他人に話を振るのは無茶ぶりというものだな。今は彼女が落ち着くのを待とうか。
5分ほどして、ようやく一応の落ち着きを取り戻して来たのか、椅子に座り直したので、とりあえず、自己紹介でもしておくとしよう。
「さて、マコトから話は聞いていたかもしれないが、私から名乗っておこう。"
「ノア様・・・・・。お初にお目にかかります。この国の巫女を務めさせていただいている、シセラと申します・・・。何卒、宜しくお願い致します。」
「うん、よろしく。貴女は私と話がしたかったと聞いたのだけれど、どういった事を話したいのかな?」
彼女の目的を聞いておこう。彼女が冒険者ギルドに訪れたのは、間違いなく私と会話をした際にルグナツァリオの気配を感じ取ったからだとは思うのだが、それの気配と私を関連付けたとは考えづらい。
受付嬢がマコトから連絡を受け取ったのも私がギルドに戻って来てからだし、単に寵愛の気配を感じ取って興味を持ったと考えた方が良さそうだ。
「はい。まずは、私がこの場を訪れた理由になるのですが、今からおよそ30分ほど前にこの場所にて非常に強力な天空神様の気配を感じ取る事が出来たのです。その強さは、まるで誰かに直接お声掛けしたかのような気配の強さでした。」
やはり予想通りか。しかし、言い方に少し疑問を覚えるな。
彼女の良い方は、まるで神々が直接声を掛ける事が滅多にない事のように感じられる。巫覡は神の声をお告げとして聞く事が出来ると本に書いてあったが、彼女達は直接神の言葉を聞いているわけでは無いのだろうか?
「話を遮って済まないのだけれど、貴女達のような巫覡は、神々の声を聞く事が出来るんじゃないのかい?神々からのお告げと言うのは、そんなに珍しくないと記憶しているのだけど・・・。」
「お告げと言うのは、あくまで巫覡全体に対しての神々の呟きのようなものなのです。その偉大な気配を感じる事は確かに出来ますが、直接お声掛けいただけた時の気配の強さとは、比べるべくもありません。」
・・・そういう事か。これは、私が迂闊だったな。もしもイスティエスタにも巫覡がいたら、私が子供達の無事を祈り、それに対してルグナツァリオが反応したから、その気配を感づかれてもおかしくなかった、という事か。そうなった場合、どう考えても騒動になる未来しか見えないな。
うん。少なくとも、巫覡がいる街では神々と会話する事は止めておこう。彼等と気軽に会話をする度に入り口を塞がれる事態など、到底歓迎出来ない。
シセラが冒険者ギルドに来た理由は分かった。だが、彼女の言いたい事はここからだろう。続きを聞かせてもらおう。
「説明してくれてありがとう。続きを聞かせてくれる?」
「はいっ!天空神様の気配を感じ取った私達は居ても立ってもいられず、冒険者ギルドにお邪魔させていただく事にさせてもらいましたっ!つい先ほどまで、ギルドの内部で変わった事が無かったか、マコト様にお尋ねしていたのですっ!」
シセラがやや興奮気味に説明をしてくれている。神々の寵愛を受けた者と会話をする機会と言うのは滅多にない、という事なのだろうか?彼女からは先程からとてつもなく強い、敬意を込めた視線を送られている。
「何かあったとしたならば、天空神様が若き善良な冒険者達へ不当に危害を加えようとしていた邪な者達を罰するために、マコト様へその行動の是を伝えたのかと思っていたのですっ!しかしっ!そこへ天空神様の御寵愛の気配がこの施設へ訪れたのを感じ取ったのです!これはもうっ!この御寵愛を授かった方に天空神様がお声がけして下さったに違いないっ!そう確信してっ!どのような御方なのか是非知りたくて!その御姿を一目見たくて!ノア様には此方までお越しいただきましたっ!」
彼女はあまり興奮した事や一度に長い言葉を喋った事は無いんだろうな。一通り言う事を言い終えたら、肩で息をし始めた。巫覡という職は、特別な素質を持っていると言うだけで生物的に強者、と言うわけではなさそうだな。
だが、それでも民衆にとっては神々の声を聞き伝えると言う重要な役割を持っているため、失うわけにはいかない筈だ。
若い騎士を上回る強さを持った護衛がつくのも当然だな。
「実際にノア様のお姿をこの目にした時は、感動のあまり声を出す事が出来ませんでしたっ!まるで天空神様がこの場に御降臨なさって下さったかと錯覚してしまうほどの御寵愛の強さっ!ノア様がこの地へ訪れて下さった事自体が、私達ティゼム王国民にとっての祝福であるかのように感じたほどなのですっ!」
彼女はしっかりと寵愛の強さの強弱を感じ取る事が出来るという事だな。
だが、待って欲しい。ルグナツァリオにも確認を取ったが、私の詐称は問題無く他にも同じぐらいの寵愛を受け取った者がいる程度の強さに収まっている。
だと言うのに、何故そこまで感極まるんだ。
いや、とぼけるのはよそう・・・。既に察する事は出来ているのだ。だが、一応確認だけはしておこうか。
「貴女は、、私が受けている寵愛がとても強いと言うけれど、その強さはどの程度のものか、教えてもらって良いかな?」
「はいっ!ノア様の授かった御寵愛の強さは、それこそ歴史上に存在する偉人の方々に比肩するほどの強さですっ!その方々は皆様既にこの世を去ってはいますが、その気配の強さはしっかりと後世に伝わっているのですっ!これは私達巫覡にしか分からないものなのですが、私以外の巫覡がノア様と対面したならば、きっと私と同じような反応をなさいますっ!間違いありませんっ!」
やっぱりか。
シセラが[この時代に]、と言っていた時点でそんな気はしていたさ。
あ!の!駄龍ーーーっ!!
やってくれたな!!"楽園"に帰る時に全力でぶん殴ってやるっ!!
どの程度の強さなのか、ちゃんと説明しろっ!!
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