第8話 作者まる出し現象
作家の小川洋子さんが「できるだけ作者の影をけずって書いています」って前に言われていて「ああ、なるほど」と深く唸ったと同時に、それはとても難しい事なんだろうなと想像したんだけども、カクヨムではまるで逆なんだなと知った。
「作者まる出し」の方が主流なのかもしれないね。SNS化してる側面もあるから、作者のキャラや概略がわかったりするのが仇になって、主人公が作者の反映なんだなってわかって、げんなりしたりするよ。
いわば「作者がまる出し現象」ね。たとえば作者の境遇と似たような「社畜のボクがモテモテで甘々生活」とかだと卒倒しそうになるよ。
要は人に読まれるってよりも「ボク、ボク、わたし、わたし」で自分が作品の中で縦横無尽に楽しめるってのが主点なのかもしれないね。
もちろんそんな作品ばかりじゃないのはわかってるけど、少しだけ謎が解けたよ。
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