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目次
詩
お母（かあ）さん
お母さん
あなたはどうしてそんなに
やさしいのですか
許（ゆる）してくれるのですか
あなたはどうしてそんなに世話（せわ）をしてくれるのですか
想（おも）ってくれるのですか
手（て）を取（と）り足（あし）を取り
教（おし）えてくれたのですか
庇（かば）ってくれたのですか
見守（みまも）ってくれたのですか
お母さん…
私（わたし）が生（う）まれた時（とき）から
ミルクを飲（の）ませ
おしめを替（か）え
あやしてくれた…
一日（いちにち）も休（やす）むこと無（な）く…
苦（くる）しかったでしょ
辛（つら）かったでしょ
眠（ねむ）たかったでしょ
投（な）げ出（だ）したかったでしょ…
あなたが愛してくれたから
私は生（い）きてこれたのです
あなたがいなかったら
私は死（し）んでいたでしょう
名（な）も無（な）き偉人（いじん）とは貴女（あなた）のことです
どんな偉人も貴女という
偉人から産（う）んでもらい
育（そだ）ててもらいました…
貴女は自分（じぶん）の
時間（じかん）を捧（ささ）げ…
自由（じゆう）を捧げ…
労力（ろうりょく）を捧げ…
全（すべ）てを捧げてくれました
それなのに…
私は貴女に言（い）ってはいけない言葉（ことば）を吐（は）き
いっぱいいっぱい傷（きず）つけました
許（ゆる）してくれて…
ただただ愛してくれました
貴女こそが愛そのものなのですね
私は貴女から愛というものを教（おそ）わりました
何（なん）の見返（みかえ）りも求（もと）めないのが
愛だと知（し）りました
こんなにしてもらったのに
私から云（い）えることは…
ありがとう
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