第10話 障害者とアート

オレ、障害者なんだけどアート活動やってて活動したいと思ったのは元々鉄道やバスが好きで写真をよく撮影してるんだけどそれをどーにか活かせないかなって思うようになって、社会復帰を目指す途中で就労移行に通ってたことがあってそこの研修でPhotoshopを教わるようになって、研修としてではなく自宅で個人的にChallengeしたくなって導入決めて今に至るって感じ


オレにとってのアートっていうのは或る意味趣味であり人生そのものでもあるんだよ


仕事としてCreativeなことをやってみたいって気持ちが少なからずある


ただこればっかりは縁があるかどうかだし技術や才能とかもあるから実際仕事としてCreativeなことを出来るかって言えば答えはNOでもあるしYESでもある


仕事としてやれなくても趣味でのCreativeなことは続けていくつもりでいる


今年もまた某公募展に応募し、3回目の応募にしてやっと応募作品全部が一次審査を通過したんだけど残念ながら辞退せざる負えなくなった


と言うのはグラフィックデザイン作品を創るために少しでも素材写真が欲しくて撮影のために旅に出かけたのはいいが、旅先の大阪府内で不運にも足首を負傷してしまい、5月に地元のクリニックを受診したら足首の捻挫を繰り返してきたことで靭帯が傷ついてるって診断された


その後痛む足で通勤して仕事して帰ってくる日々とその傍ら作品制作を行うって活動が続いたんだけど通勤して仕事するのが難しいという判断を下し6月以降休職してたけど回復までそれ相当の期間を要し長期に及ぶと見込まれこれ以上休職を続けるのは国家公務員としての責任を果たすことが出来ないっていう思いがあったから互いの合意のもとで依願退職させてもらった


当然休職してれば給料が出ないわけだし社会保険料の徴収が出来ないってことで自分で支払いを行わければダメで障害基礎年金の中から社会保険料だったり生活費だったり通信料金を確保する必要があり残った少ないカネで撮影に出かけたりラノベ買ったりとかでそれも微々たるもの6月は5月分の給料と障害基礎年金があったからまだよかった7月は年金の残りと療養費で賄って8月は馬路で年金のみだったからキツかった、9月になって漸く8月の有給休暇消化分の給料が出たもののそれだって社会保険料と通信料金でほぼ消えて残りはラノベ等に廻したから、3作品分の印刷料金と作品を送るための往復の輸送費なんぞ確保できるわけがない


仕方がないから今年は諦めて泣く泣く辞退した


でも障害者アートの活動で僅かながらだけどいい結果に繋がりかけてきてはいるから、来年は最低でも二次審査通貨目指して再Challengeしたい


作品を創る際何を参考にしてるかって言うと今まで買ってきたPhotoshopの参考書や就労移行時代に研修で使用し残しておいた資料にNETの記事にYouTubeの動画を参考にしてはちまちまと懲りもせず暇さえあれば創ってるって感じ


作品を創りながらiTunesやfoobar2000で音楽を流しっぱなしにして聴きながらだったり、手順を自動化してあるからPS3かPS4またはスマホでゲームしながら創ることもある


時には作品制作に行き詰まることだってあるし、素材写真が枯渇しそうなときもある


身体や心の調子が思わしくなくなかなか創れないときだってある


それら全てを含めてもやっぱアートって楽しいと思うし時には苦しい、でもやっぱ楽しいから辞められない


オレにとって障害者アートとは?


「或る意味、生きがい」だと思う

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