自由

自由、そう死ぬ理由、答えない。


何物も答えられない。そう


自由、そして死の理由を。


訪ねてごらん。路傍の枯れた花にでも。


そしたらウィリアム・ブレイクが幻灯の寂しさのような、歌で、耳を撫でる。


ブラックジョーク。


ウケるな、ブレイクのジョークのようなショックを。ショッピングカートにいれるブレイクの歌を。まるでお使いに行く母のように。


優しい手 料理を作る、壮大な最後の晩餐。それから、死がやってくる。


気づいた。傷ついた。死を選び取る。そして詩を書く。女を抱く。


この繰り返し、人生なんてそんなもの。


笑えよ、お前ら。笑うことが、平和への願いになってくる。


時が過ぎる。


そしたら、泣いた日々も笑った日々も、殺戮の思い出に変わる。そして、愛に変わる。


音楽がなりやむ余韻のように、歌は続いていく。


そして、ジャスミン、ローズ、ベルガモッド、レモン、オレンジ、


すべての香りを女を愛するように、愛していく。静かにアロマオイルを落として。


平和であれ! 平和であれ! 愛し合う。 深く、愛して、そしてそっと、笑って。

夜明けがこなくても……。

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