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殺した悲しみが 勿体ない


この貯水槽の中で

ピエロのように溺れる姿を

視線が刺す


開かれた右の掌は私を待っている


殺した悲しみが

殺したはずの悲しみが 血に巡る


殺せはしないのだ


私は此処に立っているのだ

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