第一章 第六話 真相~ステータス確認~

状態確認ステータス


 グランがそう唱えると目の前に半透明な板が出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前:グラン・レア・ベルセリア

年齢:10歳

レベル:15

~称号~

ベルセリア家長男、転生者、秀才者、神々より愛されし者、神々の意思を伝えるもの、時空を司りし者、精霊より愛されし者、武具を司りし者


~基礎ステータス~

体力(HP):200

魔力(MP):130

攻撃(STR):40

防御(VIT):55

速さ(AGI):35

器用(DEX):30

知力(INT):100

物理耐性:50

魔法耐性:60

状態異常耐性:75


技能スキル

創造魔法(固有ユニーク

武具神(固有ユニーク

時空魔法(固有ユニーク

無属性魔法(EX特殊

全属性魔法(EX特殊

物理耐性(中級レア

魔法耐性(中級レア

状態異常耐性(中級レア


―――――――――――――――――――――――――――――――

 このステータスを見たグランは言葉を失った。

 普通のステータスは知らないがラノベの知識でこれが異常ということはすぐにわかった。

 そもそもレベル15で三桁の数字があること自体おかしい。

 高くても75ぐらいだろう。

 それに加えてスキルも色々とおかしい。


「ちょ待てよ。これを家族に見せるわけだよな・・・。絶対大変なことになる!!!」


 焦ったグランは必死にステータスをいじっているとダブルタップで詳細を見れることを発見した。


「このスキルを見た感じ今使えそうなものは創造魔法で魔法を作ることぐらいだな」


『創造魔法』


 ステータスを閉じ、グランが唱えると目の前にステータスの時と同じように半透明の板が出てきた。

 そこは検索エンジンのトップ画面のような作りになっていた。

 厳密に言うと枠がたくさんあったが。

 それの使い方はグランの頭の中に自然と入ってきた。


「この枠に自分が作りたい魔法の内容を具体的に書き込んで最後の枠に名前をいれればいいのか。しかしこの技能スキル日本語で書かれているな。打ち込みの言語も日本語、英語とか色々選べるようになってるし。情報漏洩防止なのかたまたまなのかはわからないけど」


 グランはステータスを隠蔽する旨を書き込み名前を隠蔽魔法と名付けた。

 そして確認ボタンを押すと《受け付けました。詳細はステータスから確認できます》という画面が出てきた。

 なので早速使ってみることにした。


『隠蔽魔法』


 《どのカテゴリーを隠蔽または改変しますか?》というアナウンスが聞こえてきた。


「うお!いきなり声が聞こえてきたな。びびった。とりあえず改変で」


《どのステータスを改変しますか?》

 いろいろ改変したり隠蔽したりして結局、


名前:グラン・レア・ベルセリア

年齢:10歳

レベル:15


~称号~

ベルセリア家長男、秀才者、時空を司りし者、精霊より愛されし者、武具を司りし者


~基礎ステータス~

体力(HP):85

魔力(MP):130

攻撃(STR):40

防御(VIT):55

速さ(AGI):35

器用(DEX):30

知力(INT):90

物理耐性:50

魔法耐性:60

状態異常耐性:75


技能スキル

武具神(固有ユニーク

時空魔法(固有ユニーク

全属性魔法(EX特殊

物理耐性(中級レア

魔法耐性(中級レア

状態異常耐性(中級レア


 といった感じになった。


「まあこれなら問題ないだろ!でもこの感じを見ると他の二人もステータスが大変なことになっていそうだな。後で通信魔法でも作るか」


「グラン様~!昼食が出来上がりました」


「っともうそんな時間か。すぐ行くよー」

 そう言ってグランは食堂へと向かった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る