序章 第四話 回想~ひとときの思い出~

「じゃあ出発~!」


「まずはショッピングセンターでいいか?」


「いいよ~のんびりしよ!」


「公園は夕方で大丈夫だからね~。夕日がきれいだし」


「確かにあそこの公園から見える夕日はきれいだったな。地元でも隠れスポットだもんな」


「そうそう。せっかく帰って来たんだからいかなきゃ!」

 そうこう言っているうちにショッピングセンターに着いた。

 やはり3人揃っていると時間が早く感じるな。

 ちなみにこのショッピングセンターは2~3年前にできた割りと新しい施設だ。


「このショッピングセンターは割と新しめだから恵梨香は行ったことないな」


「そうなるね~初めて行くところだからめっちゃ楽しみ!!」


「私はもう何回かいっているから案内してあげよう!」


「ありがとーなみちゃん♪」

 ウィンドショッピングを楽しんだあとはカフェに行ったりゲームコーナーに行ったりとかなり満喫することができた。


「いやー遊んだ遊んだ♪」


「楽しかったね!」


「また機会があったらいきたいな」


「じゃあ次はおまちかねの公園ってことで!」


「今日は晴れてるからきれいな夕日が見れるといいな」


「そうだね~」


「なんかこうやって3人で歩くの懐かしいな」


「確かに」


「そうだ!これから学校一緒にいかない?昔みたいにさ!」


「いいね!楽しみ~♪」


「お、着いた着いた」


「ジャストタイミングだね!」


「それな!ほんとにきれいだね~」

 それからしばらく思い出話にはなを咲かせながら夕焼けを見ていた。気づくと辺りは暗くなっていた。


「じゃあ帰ろうか」


「そうだね!あまり遅くなってもいけないし」


「そう言えば恵梨香はどこにすんでるんだ?前と同じアパート?」


「そうだよ」


「じゃあ送っていくよ」


「ありがとー!」


「いいって。どうせ近くだしな」


「またまた~そんなこと言って!」

 そんな話をしつつ、俺たちは帰路に着いた。

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