微・露出人間




 家の中ではパンツにTシャツでいる。

 そこで、夜8時ぐらい外のすぐ側の自販機に飲み物を買いに行きたくなった。

 ズボンを履くか、パンツで出るか。

 そこで考えた。履いたズボンを洗うのに何リットルの水が使われるのか。しかもズボン履くのめんどくさいし。

 長考の末、私はパンツで外に出ることにした。

 うちの周りは住宅街だが、人通りはあまりない上、夜闇で暗いため人に見られる心配はあまり無かった。

 ドリンクも無事に買えて、家の中に入れた。

 あのハラハラ感は何かに目覚めそうになった。

 そして、ドアを閉めた途端チャイムがなって、宅配を頼んでたことを思い出した。

 後ちょっとで私は露出狂に成り上がっていたところだったと、肩をなでおろしながら私はドアを開けた。

 今思えば飲み物を買いにちょっと外に出るくらいで使ったズボンをいちいち洗濯しないのに。


 私は無事、宅配の人にパンツを見せつけ露出狂になりました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る