第25話・学校

私が通った小学校。私が卒業してからだが幽霊が出る、みたいな噂が出たらしい。まあ学校だし、そういう話はなくはないだろう。


これも妹から聞いた話だが、妹の学年は名簿よりひとり人数が多かったらしい。


これは実際ひとり多く入るはずだった、というものではないと思う。ただ、教室の後ろに立って見ている子どもがいたらしい。


もちろん普通目に見えないほうの子ども。ただ、それに気づいたのは妹だけじゃなかったらしい。しかも、授業中に動いてるんだそうだ。ノートを後ろから見てたりするとあとから聞いた。


妹よ、よく平然と話せるな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る