第9話 1冊の本
作者のユリナちゃんが知人から借りた1冊の本のお話。
エーリッヒ・フロム
「愛するということ」
皆は知っているかな。
元々は知人が読んでその内容を要約してる動画を見たりしていたんだけど。
今回、ジャンがユリナちゃんを通して僕らも一緒に読んでいるんだ。
内容は、
「愛される」ではなく
「愛すること」が書かれている。
そして、愛するとは、誰でも出来る事ではなく、
成熟した人格である。
又学び技術がいると。
なんだか、難しい事ばかりだ。
ジャンは何故かその本を時間がある時に開く。
なぜ、ジャンは真剣に読むんだろう。
彼に尋ねると
「人が書いた物を読むのは、どんな考えをしているのか、知る事は自分自身の視野を広げる。
神々様とは違う視点だったりするわけで、かなり勉強になるからな。
そうして得た知識は後に役立つと言うものだ。」
でも、かなり為になる事が書いてあるようだ。
自分達は育てる側でもあり、育てて貰う側でもあるわけだからと。
そして責任も背負う一人だと。
そんな事をジャンは話すんだ。
彼は「責任」と言う事を意識しているのだろうか。
僕はそんなに重い物を背負っている事は無いんだけど。
きっとそれは、責任ある方々に守られているからであり、温温な環境に身を置いているからかもしれない。
そう言うと、
ジャンは、
「チコちゃんを育てるだけで責任は生じてるだろ。
しっかり育てる為にもまずは、自分自身が大きくならなければな、
引っ張っていけないし、導けないからな。」
チコ達お母さん、
親の立場も同じなんだろうね。。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。