天然な幼馴染の枕元にコンドームを置いてみた

もんすたー

第1話 プロローグ

 幼馴染というのは、よくアニメなどで主人公のなどのそばに居て頼りある存在であり、なんだかんだあって、恋愛に発展し交際を始める。


 そうゆう夢物語展開を想像する意見が多数ある中、俺はそんなこと微塵も思ったことは無かった。

 ただ信じていない訳ではない。

 アニメをよく見ているとそのような展開が大半を占めている。


 だけど、それはあくまでもアニメの中。

 現実はそう、うまくはいかないものだ。

 幼馴染がいてもそのような展開には絶対にならないのだ。


 そんなことを四六時中考えてるのが、俺、溝内零二(みぞうちれいじ)だ。

 どうしこんなくだらないことを考えているかというと、俺には幼馴染がいるからだ。

 それも、顔は誰が見ても言うくらい可愛いし、ウエストとも引き締まっていて胸も大きい。


 おっと、ここで羨ましいと思ったやつはその意見を取り下げて一度頭を冷やしたほうがいい。


 霧国奏(きりくにかなで)通称、『本物』


 この本物という名前の由来は、後から分かるから言わないでおこう。

 最初に言っておくが、決して話を盛っている訳ではないか注意してくれ。


 ここから話すのは、みんなが思っているどこかありがちな幼馴染ラブコメや幼馴染群青劇ではなく、ただ、俺が振り回されるだけの話になるんだからな。

 かといって、幼馴染とのほんわか日常を送るのも飽きてきた。


 毎日一緒に登校して、放課後は映画を見たり、ご飯を食べたりする。そして休日には俺の家に泊まりに来たってする。

 こんな日常をガラッと変える行動をしようと思う。


 勝率はない、けどやる価値はある。

 何をするかって?





 枕元にコンドームを置いてみる。



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