14. 唐突に終わる

 善人に感情移入することがあるが、私たちはそれほど善人ではない。


 『肉片蒐集家』完結。

 『いかれた終末』と世界設定は共通だが、それ以外はほぼかかわりなしなので別に分けた。

 改行少なすぎ、でも見た目だけ整えたところであの内容じゃほとんどついてこないだろ、と考えてたいして手を加えなかった。


 「群体」「サーカス」「バナナ」

 アカツノクロハネグンタイアリの大群がやってくる――その知らせを受けた国王はお抱えのサーカス団に南のジャングルの奥地にあるバイバイバケツノバネバナナの採集を命じる。サーカスの団長は愉快な仲間とともになんとかかんとか苦難を乗り越え旅をつづけるが、その裏では強引に力任せに物事を解決する最終兵器の踊子少女の活躍があったのだった。


 骨伝導ヘッドフォンによって持続的な振動が与えられることで脳神経が破壊される、というデマを今適当に思いついた。


 AIにはおもしろくて売れるものは書けてもよくわからないけどいいものはすぐには書けない。

 なぜかというとよくわからないけどいいものをそもそも判断できる人間が少ないからだ、あとそれを望む人間が少ないからだ。

 よくわからないけどいいものがなぜいいものなのか、今や一部の人間にしか共有できてない事柄でしかない。


 「山」「白」「弾丸」

 少女はある日学校の裏の山から見下ろす白い影を見つける。翌日からそのことばかりが気になって授業の時間もつい山の方をみてその影を探す。次第にその影が近づいてきて輪郭がはっきりとしだしていることに少女は気づく。不安になった少女はオカルト研究会の存在を思い出し話を聞いてもらう。研究会会長はその正体はこれまで狩られてきた動物たちの怨念だと看破する。少女と会長は白い影に追われながら神社に祭られた弾丸を手に入れる。ぎりぎりに迫られたところで弾丸を影にぶつけると影は消え去ってしまう。


 なんにでもけちをつけるマンはなんにでもけちをつける。

 なんでそんなことをするかと言えばそれが彼の仕事だからだ。

 しかしそんな仕事はない。


 隣の家の窓際に人形が置いてある。ビニルでできた古いおもちゃの人形。

 それがこちら側を向いている時がある。そんな時に限って夜に子供の泣き声が聞こえてくる。

 何か関連があるんだかないんだか知らない。


 「枯れ」「変身」「速度」

 ある時夜中の帰り道、高校生の少女は流れ星にぶつかって、超速度人間スピードスターに変身する能力を手に入れる。その能力を隠しながら平穏な日常を送る少女だったが事件に巻き込まれ解決のために能力を使ってしまう。幸運なことにほとんどの人間には気づかれずにすんだが、不運なことに悪の組織「枯山水」に少女は目をつけられる。果たして超速度人間スピードスターの運命やいかに――!?


 唐突に終わることになったので、唐突にベストオブ『1年ほどまともに書いてなかったので』を発表します!

 ――第4回『「表に出すつもりで書いた文章」と「そうでない文章」の違い』に決定です!!

 全体を通してうっすら意識してたテーマで結局それがなんなんだか今もってはっきりわからない。けどなんか違ってるはずだという感覚だけある。

 受賞おめでとう!


 10月からサブタイトルに日付を入れようと思うので仕切り直し。タイトルは『六角祭日記(仮)』。

 実際のところ日記とは名ばかりで日記ではない。内容的にはこれ『1年ほどまともに書いてなかったので』と変わんないことになると思ってる。

 書いてからだいたい1週遅れで掲載していきたい。のでそれまでにこれを全部投稿するつもり。残り日数と未掲載回の数を比べたら最後の方少し駆け足になるけど。

 なにはともあれお疲れさまでした。


 書く気がない時の対処法。

 ちょっと寝る。単純に疲れているのが原因のことは多い。

 下手に書く。上手に書こうとすると筆が進まない。

 AIのべりすとに書いてもらう。そのまま使えなくてもなんかの参考になる。

 あえて制限をつける。例えば時間的な制限――締切を設定するとか。

 体を動かす。血が頭を巡ると何か思いつく、外に出ると刺激を受けてなおよし。

 何もしない。人間考えすぎてもうまくいかない。

 古いものから構造をパクる。神話からとれば深読みで評価してくれるかも。

 書かない。またそのうち書きたくなる、書きたくならなければその時また考える。

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