500字

緑窓六角祭

1年ほどまともに書いてなかったので適当になんか書いてみることにする

1. 1回分を何字にするか決める

 自分の書きたいものをしっかり絞ってそれにすべての情熱を傾けた方がいい人と、特にそのあたり厳密に考えずに適当にやった方がいい人がいると仮定した場合、おそらく私は後者である。なんでそうかというとその理由をさっき思いついた気がするのだけれどメモってないので忘れてしまった。確か書きたいものを突き詰めていった結果、面倒になるからとかそんなようなものだったと思う。

 まあそれこそこんな話を根詰めて考える必要はなくて要するに今は適当に書き散らかしたい気分だということだ。いやいつだって適当に書き散らかしてはいるけれども今回はそれの程度がひどいぐらいの話なのかもしれない。あるいはそのあたりのことについて書きながら頭の中を整理したいのかもしれないが、なんだか早々にこんがらがってくたびれてきている。

 だいたい1000~2000字ぐらい書こうと思っていて、正確には何字で何故その数字になったのかはすでに忘れた。過去に自分が書いたものが何字ぐらいで1話にしてたのかざっと以下にあげてみる。


 現実世界のいかれた終末:1200字

 最強の魔法使いに転生して静かに暮らそうと思ってたけど無鉄砲な幼なじみが冒険者になると言い出したので彼女のことをひかえめに支えていくことにした:2000字

 次への扉は開かれない:1000字

 四肢を切断され地中深くに生き埋めにされた少女は悪魔から闇の力を与えられたので再び地上へと舞い戻って好き勝手に生きる:2000字

 いずれ消え去るその日まで電子の海をひたすらに漂うことしか模造された私たちには許されていない:2000字

 クラス転移したところでいきなり人格が変わるわけもなく説明不足でよくわからないことばかりなので手探りで地味に生きていく:2000字

 ビースティア冒険記 あまりゲームをやらない普通の女子高生が友達といっしょにVRMMOで遊んでみた記録:3000字

 追放された中年冒険者は辺境へと旅立つ:2000字


 こうやってみるとまあ2000字がいいのかなという結論になる。『現実世界のいかれた終末』と『次への扉は開かれない』の2作は過去に書いたものを雑に分けたものだから気にしない方がいいだろう。ちなみに現時点でおおよそ1000字といったところで今日のところは残り半分になった。

 久しぶりに長々と書いてて思うのは書くのって思ったより疲れるんだなということ。忘れてたのかそれとも前はそんなこと思ってなかったのかわからないけどとにかくなんかややこしいことしてんなという感想が頭の中を書きながら巡っている。1週間だか1か月だかおんなじことを繰り返していればその感覚もだいぶ薄れてくれるんじゃないか多分。

 つづきが書けないときの1つの対処法としてそれまで書いたものを読み返すというのがある。読み返してみたら『書く』と『思う』が頻出してた。『書く』についてはそれがこの話のメーンテーマみたいなところがあるから仕方がないが、『思う』の方は中学生の作文じゃないんだからもうちょっと適当に削っていってしまっていいだろう。

 こんなことを書いていて思い出したことがあったのだけれど、文章の癖判定ソフトがあったら便利だなということ。あるいはすでにあるのかもしれないが探すほどではないので探していない。どういうものかというとそれは文章を読み取らせたらあなたはこうこうこういう単語をよく使っているよみたいなことを教えてくれるソフトなのだ。今風に言えばAIか?

 正直なところAIがなんであるのかよくわからないけれど、なんかすごいことをやってくれる機械のことをそう呼んでおけばだいたい間違いはない気がする。この『気がする』という表現も他の人と比べてみれば多分よく使っている。あと『多分』というのもよく使っている。『という』というのもよく使っているがこれはある程度しょうがないからあきらめている。

 最近マンガをたくさん読んでいる。ここ数年まったく読んでなかったわけではなかったがずいぶん控えめだったのでその反動が来たというところ。1週間もすれば落ち着いてくるんじゃないかと思っている。先週あたりはなろう小説を集中的に読んでた。今もその名称で通じるのかそこのところはよく知らない、あるいはもっとそのあたりは細分化されたのだろうか。なんにしろ当分いいかなという気持ち。

 創作というのは自由なものだけれどあんまりにも自由すぎるとやりづらいところはある。むしろある程度の制限があった方がやりやすいのかもしれない。時折自分が書いたものを読み返して「これはある特定のジャンルをバカにしてるように見えるんじゃないか」と思うことがある。実際のところそんなことはないはずである。ものすごく好きというわけでもないが適当に枠組みを利用してる、ぐらいがおそらく当たっている。

 2000字が近づいてきてひどく安心している自分がいる。明日もこの調子で2000字埋められればいいと思う。つまりはこれはリハビリだったのかと今さら気づく。「ぼくはこのコップが好きだ」――いやはや状況はそこまで深刻ではない。最後に追加のルール「必ず2000字を超えること」、でないと次第にサボって1800字ぐらいで切り上げることになるから。

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