リンクⅡ

浅貴るお

第1話

 テレビデビューを終えた。

 僕は心地良い疲労感に包まれていた。

 その後、デビューシングルを出すことになる。 

 デビューシングルはそこそこな売り上げを記録した。

 あまり散発いれずに、セカンド、サードシングルを出した。

 デビューシングルよりかは売れた。でもそれだけだった。

 流れを変えるため、ファーストフルアルバムを出す。

 これが、良かった。シングルより売れた。そうして、世間の認知度が上がる。

 それから、2ヶ月に1枚のペースで、フォース、フィフス、シックスシングルを出した。

 3枚てともスマッシュヒットしてくれた。

 その後、セカンドフルアルバムを出した。

 これが、売れた。大ヒットになった。

 こうして僕たちは、ヒットメーカーと呼ばれるようになった。

 またしても、あまり間髪をいれずに、セブン、エイトシングルを出す。

 スマッシュヒット。

 だけども、アルバムとシングルの売り上げの差が激しいかった。それを何とかするために、僕はソイツと相談を交わす。

 その結果生まれたのが、1つの話を3つに別けて発表する3部作になった。

 3ヶ月連続でのリリースシングルになった。

 これが、大当たり。

 今までのシングルの売り上げを追い抜く大ヒットになった。

 秋には、サードフルアルバムを出して、シングルとは比にならない売り上げを叩き出した。

 そうして、年末に紅白出演が決まった。

 だけど、不安になった。

 このまま僕たちは続くのだろうか?

 ソイツは会った時から変わらない。

 だけど僕はどうだ。

 自信は付いた。演奏、作曲については。

 僕は変わった。でもソイツは変わらない。

 もし、ソイツが変わってしまったら。

 その光景を見たら僕はどうなる?もし、自信を失ったソイツを見たら。

 耐えられない。

 だったら、どうする?

 そうなる前に僕の手で、壊してしまえばいい。

 そうして僕はソイツに相談することなく、紅白で演奏が終わった直後、勝手に活動休止宣言するのだった。

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