49 長き名の

 長き名の 羅削ぎ須屋下 褻着剥げば 聞けとも易き 空の鳴きかな

 ながきなの らそぎすやもと けぎはげ(ば きけともやすき そらのなきかな)


  ら【羅】うすぎぬ。

  す‐や【須屋】御陵や貴人の墓をつくるときに、工事の間覆いとして設ける仮小屋。御須屋。

  け‐ぎ【褻着】平生着る着物。普段着。けごろも。

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