手紙
手紙を書きます。
僕と、大切な人に向けた手紙です。
僕へ
君は自分の事をよく理解していない人で
自分を甘やかす名人だ
君は結構冷たい人で
思っていた以上に人に暖かい人だ
自分をもっと知ろうと何回も試したね
でも自分の非力さに何回も絶望した
何もできないと思ってしまったね
何ができるのかと問いかけても
何もないと答えるしかなかった
そんな君は何を思ったか
死にたいと思ったね
苦しいって 寂しいって
口には出さなかったけれど
思っていれば全部顔に出ていた
これからも君は自分の非力さと戦っていかなければならない
どうする気だ
君に提案だ
「頑張れ!」
それだけだよ
大切な人へ
今幸せですか
今笑っていますか
少し救われる
でも悔しいよ
幸せにできるのはそいつだけなんだろうから
でもなんでだろう
君を想う気持ちなら誰にも負けない
そんなつもりでいたし
君といたかった
でもなぜだろう
なぜ離れていくのだろう
ううん違うよ
なぜ寂しいんだろう
これから君はどんどん大人へなっていくんだろう
どんどん大人に
でもね、忘れないで
いつも僕は君を想っているよ
大好きなんだ
今は何も言えない
そんな自分が歯がゆくもある
けれど君を信じて
君を待って 君と歩いていける
そんな日を
みんなで歩いていけるそんな日を
そんな日を信じているから
だから帰っておいでよ
今すぐできるなら
君は大切な人なんだから
だからできるならそいつと一緒に戻ってこいよ
レインブーツを履いた猫とブーツで散歩する犬 金木犀(๑'ᴗ'๑) @amaotohanabira
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。レインブーツを履いた猫とブーツで散歩する犬の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます