会いたくても

 苦しくなった空気

 汚れている僕

 いてはいけない

 そんな気がして笑って誤摩化す

 歩く道は長く

 短い時間の中で

 少しだけ歩いてきたものの

 触れたものがひとつもふたつもない

 なにひとつこの心の中にはない

 はやく君に会いたいと願う僕

 でも、何一つ約束を守っていない僕

 会いたくても

 君には会えないかもしれない

 心の奥にずきんと 鈍い音

 汚れていく空気

 僕の涙は鉛みたいに毒だ

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