一周年

言葉を紡いで早一年

もうそんなに経ったんだなあ

一年なんて早いもの

気づけば日付は遥か彼方


この一年で

沢山の世界が

僕の中で生まれた


恋をした僕は

詩を綴った

愛しく大好きな君への

想いが溢れていた


感傷的な僕は

詩を綴った

ふとした切なさと儚さに

魅了されていた


何気なく僕は

詩を綴った

日常の思い出の欠片が

小さな灯火になった


嫌になった僕は

詩を綴った

自分への憎しみは

アイデンティティを護った


哲学と自然に触れた僕は

詩を綴った

好奇心くすぐる

未知の領域へ誘われた


僕は詩を綴った

言葉を紡いだ

見える世界を

感じる世界を

僕なりの表現でかたどった


現実であれ

妄想であれ

全部僕の世界だ

僕だけの世界だ


共感されたり

評価されたり

もちろん嬉しい

けどそれ以上に

詩を書ける喜びがある

自分を表現できる喜びがある


詩は僕のメンタルパラメータ

嬉しい時は嬉しい気持ちを

つらい時はつらい本音を

思うままに書きつける

それでいい それがいい


これからも この先も

きっと僕は書き続ける

僕にしかできない世界を

ただ気の向くままに

創り続けたい



夢のような

幻みたいな

泡に似てて

影と同じく


こいも人生も儚いものだ


そんな微かな煌めきを

そっと掬って 言葉を添える


今日もまた僕は

言葉を紡ぐために

詩を綴るために

メモ帳を開く




いつもありがとう。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る