20230323

空虚を見詰めるのは

「寂しい」の所為かな

君と居れば満たされる

だけど今日は満たされた


自分自身に非があるんだろ

認めたくないけど判ってるよ

だから前髪を手で梳かして

雨に濡れ衣を着せるんだ


君が気遣ってくれてるのに

僕は応えられてない

素直に受け止められない

自分の羞恥が嫌いだ


途中下車して

逆方面へ歩き出す

距離も思いも大きくなる

振り返ればもう彼方


「ごめんね」

ただそれが言いたくて

全部ひっくるめて伝えたいのに

何故その喉を留めて仕舞うの


動く鉄塊とともに

雨に消えた君の横顔に

そっと謝辞を添えたかった が

逃して行ってしまった

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