Central Landscape

日が昇りかけの地平線を

高層ビルの群れが変えている

三日月がそれに寄り添って

見届けたのち消えてった


ビルたちは四つ角から

赤い光をちらちらと

可愛らしげに放ってる

その空にも染まらず


だんだんと白んでいく

ああ のぞむ風景も

薄れていくようだ

夢の中へ溶けるように


僕には無縁の

見慣れない景色

それを見て

あくびをひとつ


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