夜空

ふと見上げたいつもの空

今日はよく晴れている

街の隙間からのぞく

満ちた月と星々


ほのかに光る

ネオンや白色灯と違うもの

なぜだろうか

ふいに君の顔が浮かんだ


月に君を重ね

星に僕を重ねた

僕は懸命に輝くのに

月光はただ微笑んでる


君はきらきらしてる

僕はひとりじゃ輝けない

じゃあ僕が月で君は星かな

どっちでもいいか

どっちでもいいや


「月が綺麗ですね」

「星も綺麗ですよ」

そんな台詞はいらない

ただそこに

その空があればいい

それを見られたらいい

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