桓謙2 投者二萬
これより前、桓振に軍を率いて迎撃に出させ、自らが
桓振が敗れると、桓謙は
この頃すでに益州で反旗を翻していた
「臣の家門は荊州に多大な恩徳を施しております。從弟の桓玄が最終的に簒奪をなしたとは言え、これらはむしろ東晋よりの圧迫を受けてのものであること、人神が明らかとなさっておいで。今、臣が譙縱とともに長江を下れば、誰もが自ずとどよめきましょう」
姚興が言う。
「狭き沼に大船は浮かばぬもの。もし譙縱の才が此度の策謀を成し遂げるに足るのであれば、あなたもまたその実力をいかんなく発揮できようがな。せめてあなたの進む道に、幸あらんことを願おう」
こうして桓謙の出立を許可した。
桓謙は
「姚様のお言葉は神がかっておられた!」
後に譙縱は桓謙を甥の
及桓振作亂,謙保護乘輿,頗有功焉。然而暗懦,尤不可以造事。初,勸振率軍下戰,己守江陵。振既輕謙用事,故不從。及振敗,謙奔于姚興。先是,譙縱稱籓于姚興,縱與盧循通使,潛相影響,乃表興請謙共順流東下。興問謙,謙曰:「臣門著恩荊楚,從弟玄末雖篡位,皆是逼迫,人神所明。今臣與縱東下,百姓自應駭動。」興曰:「小水不容大舟,若縱才力足以濟事,亦不假君為鱗翼。宜自求多福。」遂遣之。謙至蜀,欲虛懷引士,縱疑之,乃置謙于龍格,使人守之。謙向諸弟泣曰:「姚主言神矣!」後與縱引譙道福俱下,謙於道占募,百姓感沖遺惠,投者二萬人。劉道規破謙,斬之。
(晋書74-10)
誰だここの箇所書いたやつ。
「おれたちのたたかいはこれからだ」を盛大にぶち決めた直後の滅亡からしか取れない栄養素がある……。
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