おまもり
女の子のお守りは増える・・・
遠足、林間学校、修学旅行でしょ。
お友達も仲良しとかグループでとか。
春、夏、冬とか休みのお土産とかね。
手作りのお守りとかも作るでしょ。
とにかく、いーっぱい!増えてくの。
全部ランドセルにぶら下げられないし、一袋にまとめて全部持つのもなかなかきびしいかも。
願いごととか、それぞれの神さまってごっちゃになったりしないのかな?
お母さんに聞いたら神さまはちゃんとわかってくれるから大丈夫よって言ってたけども。
私が神さまだったら、全部ちゃんと覚えてられないな、って思ってた。
そんなある日、交通事故にあってしまった。
信号を青で渡ったら車が急にきて、友達と二人で自転車を押しながらだったんだけど、ああいう時ってスローモーションになるんだね。
だけど私も友達もケガ一つしなかった。
右から来た車は自転車二台をひいて止まったの。
近くに大人もいて、車を運転していたおじさんも慌てて出てきて。
その後、親が来たりなんかしてバタバタしたけど、良かった良かったってことで終わったのね。
家に帰って背負っていたリュックの中を見た時びっくりした。
お守り袋の中の交通安全のお守りが二つ破けて壊れていた。
友達も守ってくれたんだと思った。
壊れたお守りにどんなお願いをしていたか忘れたけれど、友達と神さまにお礼を言ってまたお守りをもらおうと思っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます