第25話 姉貴配信始動!(後編)
【同期1人がやらかしたからな。頑張らないとな】
そいつ
キれた小平が凄まじい。
例えると今すぐテレビなどでよく芸能人がゲロった時に流す『大変お見苦しい映像が流れましたため、きれいな映像を見といてください』ってなって背景が南アルプスの映像を流しては欲しいと思えるほどの凄まじさだ。()
そんな凄まじい小平を置いて、どんどんエスカレートしていく。
【確かに1人やらかした分、姉貴がんばれ!】【え、どゆこと?】【分からんやつは知らんくてよし】【レソがやらかしたせいでぐらぶるダクションにも迷惑かけてん。引退するのが普通やな。けど謝罪とかなしって常識としてやばいな】【まーまーあんま言ったるな。レソのおかげで、姉貴がたくさん家に帰ってきてくれんだから】【違いない】【確かにそう考えたらいい仕事したなレソ】
「÷〒5|÷^€々÷・・〒2:〒25・1」+・〆5・58・〆-5×4・3÷^<÷€^・」
小平が壊れた。当然とも言えるのか。小平自身も向井と同じ事務所に所属する配信を見る上で覚悟しなければならない事。
覚悟していてもやはりこたえてしまう。
「マジで56されたいんですかねぇ〜? わざわざ他枠でこんなこと言うなんて非常識にも程があります! それになんですか! レソって! 民度悪すぎですねぇ〜!!」
小平の言うことはちょっとは向井に肩を持ちながらしゃべっているが、あらかた正しい言い分だ。
普通の配信では、あまり他の配信者を名前を出さない。
理由なら誰でもわかる。どんな状況でも裏で自分の話題を出されていたらどう思う? そういうことだ。陰口はいけない。
なので話すとしても誰か特定させず、分かる人には分かるといった“某〜さん”って感じでするのが多い。
して、今回は誰がどうみても悪質なコメント。
配信者はこういうのも対処しなければならない。対処が甘いと速攻で炎上街道まっしぐらだ。
『おめぇーら。そういうのは良くない。それに私が配信頻度を増やすのは事務所のためとかじゃない……自分が頑張りたいからだ。
そこは絶対履き違えて欲しくない! 私の覚悟を軽んじるな!』
【姉貴……痺れた】【すまねぇ……本当にすまねぇ】【ガチで一生ついていきテェ】【姉貴の覚悟……しかと受け止めた!】
流石ですね。キャラ、世界観を壊さず強気にリスナーへと立ち向かった。
自分は自分としっかりと意志を持ってないとできない行為。
私もあなたの覚悟……しっかりと受け止めましたよ。
『それにな、同期のことはあまり悪く言わんでくれよな。それじゃ! 気を取り直して雑談配信していこうかぁ〜!!!!』
多少トラブルはありましたが、彼女を知るいい配信となりました。秦李さんの良さを生かしながらどんな活動サポートしていくか。
腕がなりますね。
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少なくてすみませんm(_ _)m
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